
今回はスキンダイビングでブラックアウト(失神)を起こす原因を解説します。ブラックアウトはスキューバダイビングでは息を止めることがないため、ほとんど起こることがありません。
ブラックアウトとは、主にスキンダイビングやフリーダイビングなどの素潜りで、息を止めすぎることで脳の酸素不足(低酸素状態)に陥り、水中や浮上直後に一時的に意識を失う現象です。
ブラックアウトは特に浮上中で起きやすく、適切な対処を行わないと溺死に繋がる危険な状況です。スキンダイビングを楽しむためにブラックアウト(失神)を起こす原因を知ることはとても重要です。
スキンダイビングを楽しむ場合にブラックアウト(失神)を起こす原因を知らないと最悪の場合は突然のブラックアウト(失神)に対処できなく、溺死に繋がる危険性があります。
スキンダイビングを楽しんでいる方やこれからスキンダイビングを始めようとしている方には必見の内容です。
目次
スキンダイビングのブラックアウトとは?

ブラックアウトは英語では、blackoutと書きます。停電や失神などの意味になります。
スキンダイビングにおけるブラックアウトは、潜水中や浮上時に脳の酸素不足により意識を失う緊急事態です。特に浮上間際の浅い水深(10m以内)で発生しやすいです。
ブラックアウトの主な原因は無理な息こらえによる酸欠やハイパーベンチレーションによる二酸化炭素レベルの低下です。
ハイパーベンチレーションとは、主にスキンダイビングや素潜りで、潜水直前に深く早い呼吸を繰り返す呼吸法(過呼吸)のことです。血中の二酸化炭素濃度を強制的に下げ、呼吸を苦しく感じにくくして潜水時間を延ばす技術です。
過度の意識的なハイパーベンチレーション(過換気)は低二酸化炭素血症(ハイポカプニア)を起こす危険性があります。
ハイパーベンチレーションは酸素不足によりブラックアウトを起こす危険性が高いため、とても注意が必要な技術です。
ブラックアウトの兆候は水中で動きが止まる、マスクから空気が漏れる、首がフラフラする、顔面蒼白、硬直などがあります。
又、シャローウォーターブラックアウト(SWBO)とも呼ばれ、浮上時の水圧低下で、肺の酸素分圧が急激に下がり、水面近くで突然意識を失う低酸素症のことを指します。
以下の記事では低二酸化炭素血症(ハイポカプニア)について解説しています。
スキンダイビングによるブラックアウトの事故

2026年に沖縄で有名なダイビングスポット「青の洞窟」でスキンダイビングによるブラックアウトの事故がありました。以下にRBC琉球放送の2026年4月11日の記事を引用します。
4月11日の午前11時10分ごろ、沖縄県恩納村にあるダイビングの名所、通称「青の洞窟」で、スキンダイビングをしていた20代の男性が一時意識を失う事故があった。
那覇海上保安部によると、沖縄県内に住む20代の男性。同日の午前10時半ごろから、友人3人とスキンダイビングをしていた。
男性は、暗い洞窟内でライトの明かりを頼りに潜水していたが、出口の海面が分からなくなり、意識を失った疑ったとみられる。浮上してこないことに気づいた友人が潜水して探したところ、沈んでいる男性を発見し、救助したという。
男性は一時ブラックアウト状態となったが、その後意識を回復し、本島中部の病院へ搬送された。生命に別状はない。海上保安部が事故の原因を詳しく調べている。
関連記事 : 【2026年最新版】恩納村のダイビング事故・水難事故のまとめ
スキンダイビングのブラックアウトの予防方法

ブラックアウトを起こさないための予防方法は、スキンダイビングでは普段通りの呼吸で落ち着いてから潜るようにします。呼吸を限界まで我慢しないで苦しくなる前に余裕がある状態で浮上するようにします。
スキンダイビングでハイパーベンチレーション(過呼吸)は絶対に行ってはいけません。
又、スキンダイビングは絶対に単独では行わないでペアを組むバディシステムを徹底します。常に1人(バディ)が潜っている間、もう1人は水面から監視するようにします。
スキンダイビングのブラックアウトの救助方法

スキンダイビングの緊急時の救助方法はバディがブラックアウトを起こしたらすぐに水面へ浮上させます。水面に浮上したら、首の後ろを持ち、頭を上に向かせて気道を確保します。
顔を叩く、声をかけるなどの刺激を与えます。意識や呼吸がない場合は人工呼吸をしながら岸に向かって曳航します。岸へ引き上げたら助けを呼び、引き続き人工呼吸や心臓マッサージのCPR(心肺蘇生法)を行います。
もし、単独でスキンダイビングをしてブラックアウしてしまったら救助してくれる人がいないかもしれません。
スキンダイビングでは、経験者であっても予期せぬブラックアウトが起こる可能性があります。スキンダイビングは無理をせずに安全な範囲で楽しむようにしましょう。
スキンダイビングのブラックアウト・まとめ

今回はスキンダイビングでブラックアウト(失神)を起こす原因を解説しました。
スキンダイビングにおけるブラックアウトは、潜水中や浮上時に脳の酸素不足により意識を失う緊急事態です。特に浮上間際の浅い水深(10m以内)で発生しやすいです。
ブラックアウトの主な原因は無理な息こらえによる酸欠やハイパーベンチレーションによる二酸化炭素レベルの低下です。
2026年に沖縄で有名なダイビングスポット「青の洞窟」でスキンダイビングによるブラックアウトの事故がありました。
ブラックアウトを起こさないための予防方法は、スキンダイビングでは普段通りの呼吸で落ち着いてから潜るようにします。呼吸を限界まで我慢しないで苦しくなる前に余裕がある状態で浮上するようにします。
スキンダイビングのブラックアウトの救助方法はバディがブラックアウトを起こしたらすぐに水面へ浮上させます。水面に浮上したら、首の後ろを持ち、頭を上に向かせて気道を確保します。
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