
写真 : ミスジチョウチョウウオの幼魚
今回はチョウチョウウオの種類で国内の13種を分かりやすく徹底解説します。チョウチョウウオは南の島の熱帯魚で代表的なイメージを想像する魚です。ダイバーの間でも、とても人気が高いです。
チョウチョウウオはニザダイ目に属するチョウチョウウオ科の魚の総称になります。世界中の暖かい海のサンゴ礁などに約130種以上が生息し、日本近海でも53種が見られます。ダイビング中もさまざまな種類のチョウチョウウオが見れます。
近年、チョウチョウウオは、地球温暖化による海水温の上昇とそれに伴うストレスを回避するために温帯海域へ移動しているのが目撃されています。日本でも、東京湾で11月になっても生存しているチョウチョウウオの幼魚が発見されています。
そして、チョウチョウウオは科の名称だけではなく、属の名称と種の名称でもあります。チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属チョウチョウウオの種があります。英名は”Oriental butterflyfish”で東洋のチョウチョウウオです。
記事の内容は国内に生息するチョウチョウウオの種類を写真付きで分かりやすく徹底解説します。この記事を読むことによって、いままでダイビングやシュノーケリングで見たことのあるチョウチョウウオの種類がわかるようになります。
参考サイト : 沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
チョウチョウウオとは?

画像 : Gemini(ジェミニ)
チョウチョウウオはニザダイ目に属するチョウチョウウオ科の魚の総称になります。世界中の暖かい海のサンゴ礁などに約130種以上が生息し、日本近海でも53種が見られます。ダイビング中もさまざまな種類のチョウチョウウオが見れます。
木の葉のように丸くて薄い体型をしており、鮮やかな色彩の魚が多いのが特徴です。英語ではButterflyfish(バタフライフィッシュ)と呼びます。キンチャクダイ科が近縁になります。チョウチョウウオ科は鰓蓋に棘がないことで区別されます。
また、チョウチョウウオの名前は「サンゴ礁のなかをひらひらと泳ぐ様」を「お花畑をひらひらと飛ぶチョウ」の姿から由来しています。チョウチョウウオ科は種類も多く、人気の高い観賞魚の仲間でもあります。
学名の”Chaetodontidae”は、ギリシア語の”chaite”と”odous”に由来します。それぞれ「髪の毛」、「歯」を意味します。チョウチョウウオ科の魚の口には毛のような歯が生えており、これを表したものと言われています。
チョウチョウウオの仲間は小型で、最大のニセフウライチョウチョウウオでも30cm程度にしかなりません。ほとんどの種がサンゴ礁や岩礁での生活に適応していて、サンゴや岩の隙間を自在に遊泳できるよう左右に扁平(側扁体型)な体形を持ちます。
動画 : カスミチョウチョウウオの群れ
尖った口吻を持つ種類が多く、これは微小なプランクトンや狭い隙間に潜む小動物などを餌とする生態に対応しています。横から見た形は円盤形で、背鰭と臀鰭(しりびれ)が後方まで延長し、尾鰭と接近しています。
さまざまな模様や鮮やかに彩られた体の体色は、同種個体間でのコミュニケーションに役立っていると言われています。
多くの種では体の後方に目玉模様(アイ・スポット)を備え、捕食者に目(頭部)の位置を錯誤させることで生存率を上げています。本当の眼は黒い帯状模様に隠れていることが多いです。
近年、チョウチョウウオは、地球温暖化による海水温の上昇とそれに伴うストレスを回避するために温帯海域へ移動しているのが目撃されています。日本でも、東京湾で11月になっても生存しているチョウチョウウオの幼魚が発見されています。
現在、チョウチョウウオ科は12属133種に分類されています。国内では以下の9属が確認されています。
チョウチョウウオ科のチョウチョウウオ

画像 : Gemini(ジェミニ)
そして、チョウチョウウオは科の名称だけではなく、属の名称と種の名称でもあります。チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属チョウチョウウオの種があります。英名は”Oriental butterflyfish”で東洋のチョウチョウウオです。
チョウチョウウオ科のチョウチョウウオは西部太平洋に生息します。海外では台湾、西沙諸島など、日本では房総半島から南日本、琉球列島、小笠原諸島に分布します。沖縄には少なく、奄美大島より北に多い種になります。
ツキチョウチョウウオに良く似ています。チョウチョウウオはツキチョウチョウウオより大型で全長20センチほどになります。
頭部にある白帯が、チョウチョウウオはまっすぐ延びるのに対し、ツキチョウチョウウオは折れ曲がります。そして、体側の茶色縦線が、チョウチョウウオは平行に走るのに対し、ツキチョウチョウウオは斜線状に連なります。
ツノダシはチョウチョウウオではない?

画像 : Gemini(ジェミニ)
ツノダシはインド洋や太平洋、琉球列島に広く分布しています。サンゴ礁や岩礁の浅い海に生息しています。映画『ファインディング・ニモ』に登場するギルはこのツノダシです。
見た目はチョウチョウウオに似ていますが、チョウチョウウオ科ではありません。ツノダシ科に分類される魚の一種になります。ツノダシ科はツノダシだけがツノダシ科の魚になります。1科1属1種のみで構成される珍しい魚です。
シチセンチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
シチセンチョウチョウウオは、体長約10〜12cmのチョウチョウウオ科の魚で、体にある複数の暗い横帯と目の部分を通る黄色い帯、頭部の黒色斑が特徴です。日本では沖縄などの綺麗なサンゴ礁で見られますが、生息数はやや少ない種類です。
フウライチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
フウライチョウチョウウオはサンゴ礁域や岩礁域などでよく見られる種になります。成魚の体長は約20cmに達します。体側に斜めの黒い筋が2方向に入り、網目のような幾何学模様を作ります。似ている種でニセフウライチョウチョウウオがいます。
参考 : フウライチョウチョウウオ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
ニセフウライチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
ニセフウライチョウチョウウオは、チョウチョウウオの仲間では最大級の大きさに成長する大型の種です。日本各地や太平洋のサンゴ礁域に広く分布しています。フウライチョウチョウウオに似ていますが、横帯が交差していないことで区別がつきます。
参考 : ニセフウライチョウチョウウオ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
トゲチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
トゲチョウチョウウオは和名の由来でもある成魚の背びれの後方が糸状に長く伸びているのが特徴です。背びれ後方には黒点があります。似ている種でフウライチョウチョウウオがいます。
参考 : トゲチョウチョウウオ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
ミスジチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
ミスジチョウチョウウオの体は長い楕円形で、吻の先端は丸いです。和名のミスジは「三本の筋」の事であるとされて、眼を通る1本と、尾鰭の上下に2本のスジがみられます。沖縄では普通に見かけることのあるチョウチョウウオです。
参考 : ミスジチョウチョウウオ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
ツキチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
ツキチョウチョウウオは、南日本から南シナ海の暖かい海にすむ、体長約18cmのチョウチョウウオ科の魚です。普通のチョウチョウウオに似ていますが、頭の上に大きな黒い模様があることや、体のしま模様が斜めに入ることが特徴です。
参考 : ツキチョウチョウウオ・海の写真素材・海外写真 空 良太郎
カガミチョウチョウウオ

チョウチョウウオ属
カガミチョウチョウウオは、銀色の体に黒い網目模様と縦帯が入るチョウチョウウオ科の魚です。小笠原諸島や相模湾以南の太平洋沿岸、沖縄を含むサンゴ礁や岩礁域に棲んでいます。単独もしくはペアで泳ぎ、通年観察できます。
参考 : カガミチョウチョウウオ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
ムレハタタテダイ

ハタタテダイ属
ムレハタタテダイは比較的浅い岩礁やサンゴ礁に生息しています。体色は白色で、黒色の横帯があります。ハタタテダイの特長は背びれが著しく伸びることで、同属のハタタテダイと見分け方が難しいです。ムレハタタテダイは群れをつくるのが特徴です。
参考 : ムレハタタテダイ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
オニハタタテダイ

ハタタテダイ属
英名はUnicorn pennant coralfish(Unicorn = 一角獣 pennant = 長旗)と呼ばれます。成長すると眼の上に突起が出てくるのが、英名のユニコーン(一角獣)の由縁です。ハタタテダイの仲間では、最も大きくなります。
参考 : オニハタタテダイ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
ハタタテダイ

ハタタテダイ属
和名のハタタテダイの由来は長く伸びた背鰭が白い旗を立てているように見えることからついています。良く似た種のムレハタタテダイとの見分け方は、ハタタテダイはペア又は数匹規模で生息することが多いが、ムレハタタテダイは大きな群れとなります。
参考 : ハタタテダイ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
フエヤッコダイ

フエヤッコダイ属
フエヤッコダイは吻が細長く筒状なのが特徴的でオオフエヤッコダイと似ていますが、胸部に多数の小さい斑点がないことで区別ができます。長い吻を上手く利用して珊瑚のすきまなどに棲むゴカイ類や甲殻類などを捕食します。
参考 : フエヤッコダイ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
カスミチョウチョウウオ

カスミチョウチョウウオ属
カスミチョウチョウウオの和名は海中が霞むほど大きな群れを作ることに由来します。英名のPyramid butterflyfishは白の模様をピラミッドに喩えています。全長は成魚で約18cmほど。頭部は褐色で体側の大部分と尾鰭、腹鰭は白く背鰭や臀鰭は黄色です。
参考 : カスミチョウチョウウオ・沖縄スキューバダイビングの海水魚図鑑
チョウチョウウオの種類・まとめ

画像 : Gemini(ジェミニ)
今回はチョウチョウウオの種類で国内の13種を分かりやすく徹底解説しました。チョウチョウウオは南の島の熱帯魚で代表的なイメージを想像する魚です。ダイバーの間でも、とても人気が高いです。
チョウチョウウオは木の葉のように丸くて薄い体型をしており、鮮やかな色彩の魚が多いのが特徴です。英語ではButterflyfish(バタフライフィッシュ)と呼びます。キンチャクダイ科が近縁になります。
ツノダシの見た目はチョウチョウウオに似ていますが、チョウチョウウオ科ではありません。ツノダシ科に分類される魚の一種になります。ツノダシ科はツノダシだけがツノダシ科の魚になります。
記事の内容は国内に生息するチョウチョウウオの種類を写真付きで分かりやすく徹底解説しました。この記事を読むことによって、いままでダイビングやシュノーケリングで見たことのあるチョウチョウウオの種類がわかるようになります。
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