今回は沖縄でダイビングする方は絶対に知っておきたいダイビングした後の飛行機搭乗時間について記事を書きます。当サイトの予約フォームにも注意事項として記載があります。
ダイビングライセンスをお持ちの方であればダイビングライセンスコースの中で学んでいます。体験ダイビングを計画している方は知らない方もいると思います。ダイバーの方でも久しぶりで期間が空いているとうっかり忘れているかもしれません。
ダイビングした後の飛行機搭乗時間について知らない方は絶対にこの記事を読んで下さい。知らないまま飛行機に乗ってしまうと、潜水病(減圧症)になってしまう危険性があります。
記事時の内容はダイビングした後の飛行機搭乗時間、潜水病(減圧症)について、エンリッチドエア(ナイトロックス)ついて、飛行機で到着後のダイビングに分けて記載します。
ダイビングした後の飛行機搭乗時間
ダイビングした後の飛行機搭乗時間は潜水病(減圧症)を予防するため、世界的なダイビング安全協会のDANでは、1回のみのダイビングで12時間の待機時間、複数回や複数日のダイビングで18時間の待機時間、ディープダイビングや減圧不要限界(NDL)のぎりぎりまでのダイビングで18時間より長い待機時間が推奨されています。
当ショップはDAN JAPAN・日本海洋レジャー安全協会のスポンサーを行っています。
はじめての方が取得する「オープンウォーター」のダイビングライセンスは複数回や複数日のダイビングになります。最終日の15時までダイビングをしていたのであれば、翌日の朝9時まで飛行機には乗れません。
上記の飛行機搭乗までの推奨されている待機時間を守らないと潜水病(減圧症)になってしまう危険性が高くなってしまいます。
又、ほとんどのダイブコンピューターがダイビング後に飛行機搭乗までの待機時間を計算してくれます。
潜水病(減圧症)について
通常のダイビングで使用されているスキューバタンクの中の空気は79%の窒素と21%の酸素で構成されています。ほとんど8割は窒素になります。ダイビングをしていると血液のなかや細胞のなかに窒素が溜まっていきます。窒素は水深が深く滞在時間が長いほど、どんどん溜まっていきます。
ある一定以上の量の窒素が溜まったままの状態で陸上にあがってしまうと、その溜まっていた窒素が血液のなかや細胞のなかで気泡を形成してしまい潜水病(減圧症)になってしまいます。
潜水病(減圧症)の症状はマヒ、ショック、脱力感、めまい、しびれ、軽いヒリヒリ感、呼吸困難、関節や手足の痛みがあります。潜水病(減圧症)は重症の場合は意識不明、死に至る場合もあります。
ダイビング後に潜水病(減圧症)の症状がなくても、身体に窒素は残っています。ダイビング後に時間を空けないで飛行機に乗ってしまうと気圧の急激な変化により、身体に残っていた窒素が気泡を形成して潜水病(減圧症)になってしまう危険性があります。
もし、飛行機のなかで潜水病(減圧症)が重症化してしまった場合は飛行機は陸上に戻らなくてはいけません。自分だけではなく多くの人達の迷惑をかけてしまいます。賠償金はとても高額になります。
潜水病(減圧症)については以下の記事に詳しく書いています。
エンリッチドエア(ナイトロックス)ついて
エンリッチドエア(ナイトロックス)は海外を中心に普及がはじまり、現在は日本国内でも普及しています。通常の空気の成分は窒素79%、酸素21%で構成されています。エンリッチドエア(ナイトロックス)は酸素22%以上から40%未満の窒素と酸素の混合ガスを使用できるようになります。
エンリッチドエア(ナイトロックス)は酸素の割合を高くすることにより、窒素の割合を減らして減圧症のリスクを軽減します。減圧の許容範囲を広げることが可能になり、通常のダイビングに比べて時間的に余裕を持つことができます。
翌日の飛行機搭乗時間までの待機時間がぎりぎりで少し心配な場合はエンリッチドエア(ナイトロックス)を使用して窒素の割合を軽減しておけば、安心して飛行機に乗ることが可能です。
当ショップのエンリッチドエア(ナイトロックス)のコースを以下に記載します。
飛行機で到着後のダイビング
沖縄に飛行機で到着して、そのまますぐにダイビングするのはまったく問題ありません。当ショップでは那覇空港に10時ぐらいまでに到着すれば、午後から2ダイブが可能です。
例えば、沖縄旅行で2泊3日の場合は、朝10時に那覇空港に到着して2ダイブを行い、翌日に3ダイブを行い、最終日の朝9時以降の飛行機で帰るようにスケジュールを立てて下さい。2泊3日の沖縄旅行で安全に5ダイブを満喫できます。
那覇空港から恩納村への移動方法、恩納村でおすすめの宿泊施設、恩納村のダイビングの楽しみ方、恩納村でSUP(サップ)などのアクティビティ、恩納村近郊の観光場所などを以下にご紹介します。
沖縄でダイビングした後の飛行機搭乗時間 まとめ
今回は沖縄でダイビングする方は絶対に知っておきたいダイビングした後の飛行機搭乗時間について記事を書きました。
ダイビングした後の飛行機搭乗時間は潜水病(減圧症)を予防するため、世界的なダイビング安全協会のDANでは、1回のみのダイビングで12時間の待機時間、複数回や複数日のダイビングで18時間の待機時間、ディープダイビングや減圧不要限界(NDL)のぎりぎりまでのダイビングで18時間より長い待機時間が推奨されています。
ダイビング後に潜水病(減圧症)の症状がなくても、身体に窒素は残っています。ダイビング後に時間を空けないで飛行機に乗ってしまうと気圧の急激な変化により、身体に残っていた窒素が気泡を形成して潜水病(減圧症)になってしまう危険性があります。
もし、飛行機のなかで潜水病(減圧症)が重症化してしまった場合は飛行機は陸上に戻らなくてはいけません。自分だけではなく多くの人達の迷惑をかけてしまいます。賠償金はとても高額になります。
エンリッチドエア(ナイトロックス)は酸素の割合を高くすることにより、窒素の割合を減らして減圧症のリスクを軽減します。減圧の許容範囲を広げることが可能になり、通常のダイビングに比べて時間的に余裕を持つことができます。
沖縄に飛行機で到着して、そのまますぐにダイビングするのはまったく問題ありません。当ショップでは那覇空港に10時ぐらいまでに到着すれば、午後から2ダイブが可能です。