今回はいまさら聞きにくいダイビングとシュノーケリングの違いについて解説します。ダイビングショップのメニューにはダイビングとシュノーケルのメニューがあるダイビングショップが多いです。
ダイビングショップに申し込むのが初めてだったりすると分からなくて迷ってしまう方もいると思います。ダイビングとシュノーケリングの違いは、使用する道具に違いがあるため、水中世界を楽しむ範囲が変わります。
記事の内容は「ダイビングとは?」、「シュノーケリングとは?」、「ダイビングとシュノーケリングの違い」、「ダイビングのメリットとデメリット」、「シュノーケリングのメリットとデメリット」に分けて記載します。
この記事を読むことによって、自分にダイビングとシュノーケリングのどちらが合っているのかわかるようになります。ダイビングとシュノーケリングのどちらにしようか迷っている方には必見の内容です。
目次
ダイビングとは?
ダイビングとは正式にはスキューバダイビング(スクーバダイビング)のことを指しています。スキューバダイビングとは、背中に背負ったタンクから空気を吸いながら潜水を楽しむマリンスポーツです。
自給気式水中呼吸装置の英名である「Self Contained Underwater Breathing Apparatus」の頭文字を取って「SCUBA(スキューバ・スクーバ)」となったことが由来です。
海の中に潜り、色とりどりの魚やサンゴ礁などの海洋生物や、独特な地形など美しい海中世界を観察できることが魅力です。
ダイビングライセンスを保持するダイバーが1回のダイブで潜れる時間はおおよそ40分から1時間程度です。
潜れる最大深度は、初級のオープンウォーターで水深18メートル、ステップアップすることにより、水深40メートルまでというルールが各ダイビング教育機関より推奨されています。
ライセンスを持たない初心者向け体験ダイビングの場合、免許がなくても潜れる深さは最大12メートルまでと定められています。
ダイビングショップではダイビングライセンスをお持ちの方向けの「ファンダイビング」、ダイビングライセンスを取得する「ダイビングライセンス」、ダイビングライセンスを持たないで体験する「体験ダイビング」などのメニューがあります。
シュノーケリングとは?
シュノーケリングとは、マスクやシュノーケル、フィン、ライフジャケットなどの道具を身につけて、水面に浮かびながら水中世界を楽しむマリンスポーツです。スノーケリングとも呼ばれます。
マスクに装着したパイプ状の呼吸器の名称がシュノーケル(snorkel)になります。シュノーケルの長さはさまざまですが、数十センチほどになります。シュノーケルを使用して遊ぶため、進行形のシュノーケリング(snorkeling)となります。
スキューバダイビングのようにダイビングライセンスや特別な技術も必要なく、手軽で安全に楽しめることから、年齢性別を問わず多くの人から人気を集めています。ダイビングショップのメニューでもダイビングより低価格な場合がほとんどです。
ダイビングとシュノーケリングの違い
ダイビングとシュノーケリングの違いは、使用する道具に違いがあるため、水中世界を楽しむ範囲が変わります。ダイビングは背中に背負ったタンクから空気を吸いながら最大水深40Mまでの潜水を楽しむことが可能になります。
シュノーケリングはマスクに装着したパイプ状のシュノーケルを使用して水面に浮かびながら水中世界を楽しみます。
ダイビングとシュノーケリングの道具の違い
それぞれのダイビングとシュノーケリングで使用する道具について以下に紹介します。

- マスク
- BCD(浮力調整具)
- レギュレーター(呼吸器)
- タンク
- ダイブコンピューター
- フィン
- ウエットスーツ

- マスク
- シュノーケル
- フィン
- ライフジャケット(推奨)
- ウエットスーツ(推奨)
それぞれのメリットとデメリット
以下にダイビングとシュノーケリングを比較してそれぞれのメリットとデメリットをまとめます。それぞれのメリットとデメリットを理解することによって自分にどちらが合っているのか分かりやすくなります。
ダイビングと比べてシュノーケリングのほうが事故の可能性が低いと思われやすいですが、どちらにも事故の可能性はあります。緊急時に海上保安庁に連絡するための手段や体調管理はしっかりと行うようにしてください。
ダイビングのメリット
- 水中でタンクの空気から呼吸できるため長時間(40分~1時間など)の潜水が可能になります。
- 最大で水深40Mまでの潜水が可能になります。(ダイビング教育機関により異なります。)
- 水中でダイビング器材を用いて無重力で遊ぶことができます。
- 外洋のダイビングスポットで大物の生物と出会ったり、深場の生物と出会うことができます。
ダイビングのデメリット
- 安全に楽しむためにダイビングライセンスを取得する必要があります。(体験ダイビングを除く)
- 空気を詰めたタンクやダイビング器材を使用するため装備が重たくなります。
- ダイビングツアーをダイビングショップに申し込むと料金が高くなってしまいます。
- ダイビング器材を揃える場合も料金が高くなってしまいます。
- 体調不良やダイビング器材のトラブルなどにより、重大な事故に合ってしまう危険性があります。
- 子供は10歳以上から高齢者は60歳ぐらいまでになります。(ショップの規定により違いがあります。)
シュノーケリングのメリット
- ライセンスがなくても手軽に水中世界を楽しむことができます。
- 装備が軽いため身軽に楽しむことができます。
- ダイビングツアーをダイビングショップに申し込むよりも安くなります。
- シュノーケリングセットを揃える場合も料金が安くて済みます。
- 小さい子供やお年寄りなど幅広い年齢層の方が楽しめます。
シュノーケリングのデメリット
- 潜水を行うためには息を止めなければいけないため長時間の潜水ができないです。
- 深い潜水を行うためには経験と体力が必要になります。
- 外洋のダイビングスポットで大物の生物と出会ったり、深場の生物と出会う可能性が低いです。
- 水面は波や潮の影響を受けやすいため、潮流に流されてしまう危険性があります。
ダイビングとシュノーケリングの違い まとめ
今回はいまさら聞きにくいダイビングとシュノーケリングの違いについて解説しました。ダイビングとシュノーケリングの違いは、使用する道具に違いがあるため、水中世界を楽しむ範囲が変わります。
ダイビングとは正式にはスキューバダイビング(スクーバダイビング)のことを指しています。スキューバダイビングとは、背中に背負ったタンクから空気を吸いながら潜水を楽しむマリンスポーツです。
シュノーケリングとは、マスクやシュノーケル、フィン、ライフジャケットなどの道具を身につけて、水面に浮かびながら水中世界を楽しむマリンスポーツです。
ダイビングでは、ダイビング器材のマスク、BCD(浮力調整具)、レギュレーター(呼吸器)、タンク、ダイブコンピューター、フィン、ウエットスーツなどを使用します。
シュノーケリングではマスク、シュノーケル、フィン、ライフジャケット(推奨)、ウエットスーツ(推奨)などを使用します。
それぞれのメリットとデメリットを理解することによって自分にどちらが合っているのか分かりやすくなります。
ダイビングと比べてシュノーケリングのほうが事故の可能性が低いと思われやすいですが、どちらにも事故の可能性はあります。緊急時に海上保安庁に連絡するための手段や体調管理はしっかりと行うようにしてください。
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