
今回はスキューバダイビングで知らないと危険なハイポサーミア(低体温症)について徹底解説します。
水は同じ温度の空気より多くの熱を吸収して約20倍の速さで熱を吸収します。同じ温度でも水中の方が空気中よりはるかに早く身体が冷えていきます。暖かい地域のスキューバダイビングでも気を付けなくてはいけません。
ハイポサーミアは体温が平熱よりも低くなり、一般的には35℃以下に低下した状態を指します。ハイポサーミアの症状は震えが止まらなくなり、重症の場合は身体が正常に機能しなくなり、意識障害を起こします。最悪の場合は死に至ることもあります。
記事の内容は「ハイポサーミア(低体温症)とは?」、「ダイビングとハイポサーミア(低体温症)」、「ダイビングに便利な水温と適正のウェットスーツ」、「ハイポサーミア(低体温症)・まとめ」に分けて記載します。
水温に適したウェットスーツを知りたい方や寒い地域で低い水温でのダイビングの計画を立ている方に必見の内容です。
この記事を読むことによってハイポサーミア(低体温症)について理解して、予防するための知識を学ぶことができます。
目次
ハイポサーミア(低体温症)とは?

ハイポサーミアは体温が平熱よりも低くなり、一般的には35℃以下に低下した状態を指します。ハイポサーミアの症状は震えが止まらなくなり、重症の場合は身体が正常に機能しなくなり、意識障害を起こします。最悪の場合は死に至ることもあります。
ハイポサーミアは日本語では「低体温症」と同じ意味になります。体温が低下する原因は、体内で作られる熱よりも体外に放出される熱が多い状態になるためです。ハイポサーミアは、適切な知識と対策で予防できるものです。
水中で体温が奪われやすく、寒冷環境での活動や濡れた衣服を着たままの放置などで起こりやすいとされています。
特にマリンスポーツなど、水に接する機会が多い場合は、十分に注意しましょう。
ハイポサーミアが起こりやすい状況
寒冷環境での活動 : 寒冷地での作業、水泳、ダイビングなど。
濡れた衣服 : 濡れた衣服を着たまま風にさらされると、気化熱によって体温が奪われます。
過度の飲酒 : 飲酒は体温を奪うだけでなく、体温調節機能を低下させるため、低体温症になりやすいとされています。
特定の疾患 : 甲状腺機能低下症などの内分泌疾患や、一部の薬物も低体温症のリスクを高めます。
乳幼児や高齢者 : 体温調節機能が未発達、または衰えているため、低体温症になりやすい傾向があります。
ハイポサーミアの症状
初期 : 震え、手足の痺れ、皮膚の蒼白。
進行 : 意識障害、思考力・判断力の低下、運動機能の低下、呼吸や脈拍の低下、最悪の場合、意識消失や死に至る。
ハイポサーミアの予防
適切な服装 : 寒冷環境では、保温性の高い服装を着用し、濡れないように注意しましょう。
こまめな休憩と水分補給 : 寒冷環境下では、休憩を取りながら体力を温存し、水分とエネルギーを補給しましょう。
飲酒を避ける : 飲酒は体温を奪うため、寒冷環境下での飲酒は避けましょう。
体調管理 : 体調が悪い場合は、無理をせず、活動を控えましょう。
ハイポサーミアの応急処置
濡れた衣服を脱ぎ、暖かい場所へ移動する : 体温が奪われるのを防ぎ、体温を回復させることが重要です。
毛布や暖かい服で保温する : 体を温めることで、体温の低下を防ぎます。
暖かい飲み物や食べ物を与える : 水分とエネルギーを補給し、体温を回復させます。ただし、アルコールは避けましょう。
症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診する : 低体温症が進行すると、命に関わるため、早めの処置が必要です。
ダイビングとハイポサーミア(低体温症)

水は同じ温度の空気より多くの熱を吸収して約20倍の速さで熱を吸収します。同じ温度でも水中の方が空気中よりはるかに早く身体が冷えていきます。暖かい地域のスキューバダイビングでも気を付けなくてはいけません。
沖縄の海で水温が30度でもウェットスーツを着ていないと最初のうちは問題なくダイビングできるかもしれませんが、しばらくすると寒くなってきます。又、水深が深くなると水温も下がっていきます。
スキューバダイビングをする場合は南の島などの温かい地域でもほとんどの場合がウェットスーツを着てダイビングします。もし、漂流してしまった場合はウェットスーツを着ていないと生存率はとても低くなってしまいます。
ドライスーツは保温性が最も高い保護スーツです。水温が低いところでダイビングするときや長時間ダイビングするときに使います。ウェットスーツは幅広い温度範囲に使える保護スーツです。厚さや形状もさまざまです。
ダイビング中に身体が冷えてしまったらダイビングは終わりにして次回はもっと厚手の保護スーツを使いましょう。適切な保護スーツを着ていれば冷たい水中でもダイビングを快適に楽しむことができます。
ダイビング中に寒さを感じ始めて快適でなくなったらダイビングは中止するようにしましょう。震えが止まらなくなったらハイポサーミア(低体温症)の危険性があります。震えが止まらなくなったら、すぐに水から出て、身体を乾かして温めるようにします。
ダイビングに便利な水温と適正のウェットスーツ

以下の記事では沖縄でダイビングの計画を立てる場合に便利な各月の水温と適正なウェットスーツの目安を解説しています。
沖縄は温暖な気候で年間を通じてダイビングを楽しむことができます。自分で器材をお持ちの方は水温に合わせたウェットスーツやドライスーツを選ぶことによって快適にダイビングを楽しむことができます。
水温に適したウェットスーツを選ばないとダイビング中にストレスになり、ダイビングを楽しむことができない場合もあります。
ウエットスーツもドライスーツも高価な器材ですが、水温に合わせて何種類が持っていると便利です。男性と女性、筋肉が多い方と脂肪が多い方でも感じる暑さや寒さに違いがあります。それぞれの方に合わせて違いがあります。
水温と適正のウェットスーツの目安
| 水温 | 保護スーツ |
|---|---|
| 22℃以下 | ドライスーツ |
| 22℃~24℃ | セミドライ、ツーピース、フードベストなど |
| 24℃~27℃ | 5ミリのウェットスーツ |
| 27℃~30℃ | 3ミリのウェットスーツ |
ハイポサーミア(低体温症)・まとめ

今回はスキューバダイビングで知らないと危険なハイポサーミア(低体温症)について徹底解説しました。
ハイポサーミアは体温が平熱よりも低くなり、一般的には35℃以下に低下した状態を指します。ハイポサーミアの症状は震えが止まらなくなり、重症の場合は身体が正常に機能しなくなり、意識障害を起こします。最悪の場合は死に至ることもあります。
ハイポサーミア(Hypothermia)は日本語では「低体温症」と同じ意味になります。低体温症の種類は軽度低体温(35℃~32℃)、中等度低体温(32℃~28℃)、高度低体温(28℃以下)に分かれます。
ハイポサーミア(低体温症)が起こりやすい状況にはスキューバダイビングも入ります。

ハイポサーミアの症状は震え、手足の痺れ、皮膚の蒼白から始まり、重症の場合は、意識障害、思考力・判断力の低下、運動機能の低下、呼吸や脈拍の低下、最悪の場合、意識消失や死に至る場合もあります。
ダイビング中に寒さを感じ始めて快適でなくなったらダイビングは中止するようにしましょう。震えが止まらなくなったらハイポサーミア(低体温症)の危険性があります。震えが止まらなくなったら、すぐに水から出て、身体を乾かして温めるようにします。
ハイポサーミア(低体温症)を予防してスキューバダイビングを安全に楽しむためには水温と潜水時間に合わせてウェットスーツやドライスーツなど適切な保護スーツを選んで身体を保温する必要があります。
ダイビングによる身体の影響について
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