今回は沖縄本島の恩納村のシュノーケルのスポットで絶対におすすめの厳選を紹介します。
恩納村は沖縄本島の中央部西海岸に位置する沖縄を代表するリゾート地です。西海岸側は沖縄海岸国定公園に指定されています。
恩納村には数多くのシュノーケルのスポットがあります。有名でシャワーやお手洗いなどの設備が整った人気のシュノーケルのスポットや穴場的な珊瑚が群生して魚影が濃いシュノーケルのスポットなどさまざまです。
恩納村でダイビングショップをはじめて10年以上の現地ガイドが絶対におすすめの厳選を紹介します。
おすすめの厳選は「真栄田岬(青の洞窟)」「裏真栄田(ウラマエビーチ)」、「ザネー浜(Beach51)」、「アポガマ(マーメイドグロット)」、「万座鍾乳洞(万座大洞窟)」の5選になります。
又、この記事は観光客のシュノーケルを推奨する記事ではありません。近年、沖縄の観光でシュノーケルをガイドなしで行い水難事故が多発しています。シュノーケルは現地ガイドもしくは地元の海に詳しい方と必ず行うようにして下さい。
シュノーケルのスポットによっては監視員がいないスポット、ダイビング船の通り道になっているスポットや沖に流されるリップカレントが発生するスポットなどもあります。
シュノーケリングでは必ず単独は避けて、ライフジャケットを装備して、緊急用に携帯電話は携帯して下さい。
目次
人気NO1の真栄田岬(青の洞窟)
沖縄で人気NO1のダイビングスポット「青の洞窟」は恩納村の真栄田岬にあります。真栄田岬は有名な観光名所でもあり、展望台からは東シナ海を一望できます。遊歩道も整備されているため、岬からの絶景や南の島の独特な植物を見ながら散策できます。
青の洞窟は真栄田岬から約200メートルほど南東側に位置します。半水面の鍾乳洞が太陽の日差しにより、照らされて、青く光ることから「青の洞窟」と呼ばれています。季節や時間帯により、太陽に照らされる角度が変わり、さまざまな景観を創り出します。夏場の水面はシュノーケルなどたくさんの人達で賑わいます。
青の洞窟のなかにはリュウキュウハタンポ、アカマツカサ、ツバメウオ、イセエビなどの甲殻類が棲んでいます。なかでもリュウキュウハタンポは初夏に孵化して、青の洞窟の入り口付近で毎年、大きな群れをつくります。
真栄田岬(青の洞窟)の行き方
真栄田岬は那覇空港、もしくは那覇市内から58号線を北上、車で約60分ぐらいの距離になります。左手側に琉球村の看板がある「親志」の交差点を左折しで真栄田岬を目指します。
駐車場は約180台のスペースがありますが、夏場は満車になる場合があります。朝早めがおすすめです。又、遅い時間帯も空いている場合が多いです。真栄田岬は青の洞窟があるメインのエリア以外にも複数のビーチがあります。
真栄田岬の青の洞窟は駐車場に車を止めて、階段を下りて島沿いに南東へ約200メートルほど泳ぎます。夏場は人が多いため、シュノーケルしている人についていけば、すぐに青の洞窟はわかります。
真栄田岬(青の洞窟)の基本情報
真栄田岬(青の洞窟)には駐車場の他にも、お手洗い、売店、シュノーケルやダイビング後のシャワーや更衣室など、設備も充実しています。管理事務所があり、海の入り口にカメラを設置して監視員が見てくれています。
ライブカメラで海洋状況や混雑具合をリアルタイムで確認できます。青旗は遊泳可能、黄旗は遊泳注意、赤旗は遊泳禁止です。
住所 沖縄県恩納村字真栄田469−1
TEL 098-982-5339
乗用車用180台の駐車スペースを完備しています。
普通車 最初の1時間 100円 以降、60分毎に 100円
駐車場利用時間 7:00〜17:30
トイレ(一般用・障害者用)・シャワー室・更衣室・コインロッカーを完備。
シャワー室は男女各10室あり、温水シャワーをご利用いただけます。
裏真栄田(ウラマエビーチ)って知ってる?
有名な「真栄田岬」は岬の東側に青の洞窟があり、ダイビングスポットとしても広く利用されています。裏真栄田のシュノーケルのスポットは反対の西側に位置していて名前の由来通り「裏」に位置します。
ダイバーの間では裏真栄田や裏真栄田ビーチと名付けられ、略して「ウラマエ」や「ウラマエビーチ」とも言われています。
裏真栄田(ウラマエダ)はとにかく魚影が濃く、オヤビッチャやルリスズメダイ、チョウチョウウオ、クマノミ、カエルウオやギンポの仲間がいます。インリーフは潮が引くとタイドプール(潮だまり)になるため、小さい子供も一緒に遊ぶことができます。
すぐ隣には写真映えスポットとしても人気のザネー浜「Beach51」があります。又、以前はシュノーケルのスポットの入り口に番号が書いてある看板があったことから「裏真栄田」を1番、隣のシュノーケルのスポットを2番、「ザネー浜」を3番とも言います。
裏真栄田(ウラマエ)ビーチの行き方
裏真栄田(ウラマエビーチ)は那覇空港や那覇市内からの場合は国道58号を恩納村に向けて北上します。那覇市内から車で約60分ほどの距離になります。左手側に琉球村の看板がある「親志」の交差点を左折しで真栄田岬を目指します。
裏真栄田(ウラマエビーチ)には駐車場がないため、近くの真栄田岬の駐車場に車を止めます。以前、裏真栄田(ウラマエビーチ)の付近で路上駐車が多く、救急車が通れなくてトラブルが起きたことがあります。
地元の方々に迷惑をかけないように必ず真栄田岬の駐車場を利用するようにして下さい。真栄田岬の駐車場からは徒歩5分ぐらいです。駐車場から出て、さとうきび畑を海側に歩くとすぐにシュノーケルのスポットの入り口があります。
裏真栄田(ウラマエビーチ)の基本情報
裏真栄田(ウラマエビーチ)には監視員はいなく、駐車場やお手洗いもありません。真栄田岬の駐車場まではすぐ近くなので真栄田岬の施設を使用すると便利です。シュノーケルのスポットで遊ぶときは真栄田岬の施設にシャワーもあります。
住所 沖縄県恩納村字真栄田469−1
TEL 098-982-5339
乗用車用180台の駐車スペースを完備しています。
普通車 最初の1時間 100円 以降、60分毎に 100円
駐車場利用時間 7:00〜17:30
トイレ(一般用・障害者用)・シャワー室・更衣室・コインロッカーを完備。
シャワー室は男女各10室あり、温水シャワーをご利用いただけます。
ザネー浜「Beach51」インスタ映えスポット
ザネー浜「Beach51」は恩納村の有名な真栄田岬のすぐ近くにある自然のビーチが広がる絶景スポットです。
ザネー浜の由来は、真栄田自治会によるとかつてジュゴンが生息していた浜のためザネー浜と名付けられました。沖縄の方言でジュゴンや人魚のことを「ザン」や「ザネー」と言います。ネットではジュゴンを見張っていた展望台だった説があります。
道なりに、まっすぐに進むと自然にできた展望台のような地形の場所に辿り着きます。道は狭く周囲の地形は海に向けてどんどん低くなります。柵や手すりはありません。つまずいて転落しないように注意して下さい。
自然の展望台からはエメラルドグリーンの海が見渡せます。インスタ映え間違いなしの絶景が広がります。カメラは広角のレンズなどがあるとおすすめです。CMやテレビのロケ地、雑誌の撮影などでも人気です。
そして、道なりに進み、右側の階段を降りると自然のシュノーケルのスポットに辿り着きます。かつてジュゴンが生息したシュノーケルのスポットは現在もとても綺麗です。遠浅で珊瑚や熱帯魚も多く楽しめます。
しかし、監視員はいないので流されてしまったり、溺れても、救助に時間がかかります。洞窟やビーチで足が届く範囲で遊ぶのは問題ありませんが、シュノーケリングやダイビングは現地のガイドの引率がない場合は絶対に行わないようにして下さい。
自然のビーチには洞窟があり、戦争当時に砲座を置くために穴が開けられた岩の窓があります。貴重な戦争遺跡として恩納村の文化財になっています。ここでの焚火やキャンプは禁止です。マナーを守って訪問しましょう。
岩の窓は大人気のインスタ映えスポットです。ザネー浜「Beach51」はこの岩の窓をインスタグラムにアップするために全国から観光客が訪れています。岩の窓から見える海はとても神秘的です。夕日の時間帯もおすすめです。
ザネー浜「Beach51」の行き方
ザネー浜「Beach51」は那覇空港や那覇市内からの場合は国道58号を恩納村に向けて北上します。那覇市内から車で約60分ほどの距離になります。左手側に琉球村の看板がある「親志」の交差点を左折しで真栄田岬を目指します。ザネー浜「Beach51」には駐車場がないため、近くの真栄田岬の駐車場に車を止めます。
真栄田岬の駐車場からは徒歩5分ぐらいです。駐車場から出て、さとうきび畑を海側に歩くとイタリア料理店の「Pizzeria da Enzo」が見えてくるので、右に曲がります。以前は目印に「3」と数字が書かれた案内板がありましたが現在はありません。
以前、ザネー浜「Beach51」付近で路上駐車が多く、救急車が通れなくてトラブルが起きたことがあります。地元の方々に迷惑をかけないように必ず真栄田岬の駐車場を利用するようにして下さい。
ザネー浜「Beach51」の基本情報
ザネー浜「Beach51」には監視員はいなく、駐車場やお手洗いもありません。真栄田岬まではすぐ近くなので真栄田岬の施設を使用すると便利です。シュノーケルのスポットで遊ぶときは真栄田岬にシャワーもあります。
住所 沖縄県恩納村字真栄田469−1
TEL 098-982-5339
乗用車用180台の駐車スペースを完備しています。
普通車 最初の1時間 100円 以降、60分毎に 100円
駐車場利用時間 7:00〜17:30
トイレ(一般用・障害者用)・シャワー室・更衣室・コインロッカーを完備。
シャワー室は男女各10室あり、温水シャワーをご利用いただけます。
アポガマ(マーメイドグロット)・自然の洞窟
恩納村の有名な観光名所「万座毛」の近くには、「アポガマ」と呼ばれる自然の洞窟とビーチがあります。アポガマは外国人の間では「マーメイドグロット」とも呼ばれています。
アポガマの由来は沖縄本島の中南部では大きいを「オホと書いてウフ」と言い、山原の言葉で「はひふへほ」は「ぱぴぷぺぽ」と発音します。沖縄の言葉は「え」と「お」の短母音は「い」と「う」に吸収されます。ガマは沖縄の言葉で洞窟の意味のため、アポガマは大きい洞窟の意味になります。
アポガマのある場所は「恩納通信所跡地」と呼ばれ、20数年前までは米軍の所有地でした。今でも米軍に所属しているダイバーが良く訪れることから外国人の間ではマーメイドグロット「Mermaid Grotto 」とも呼ばれています。マーメイドグロットは日本語で「人魚の洞窟」になります。
アポガマ(マーメイドグロット) は大きな洞窟や自然のビーチがあり、とても写真映えする場所です。ウミガメの目撃例も多いです。浅瀬には珊瑚が広がり、濃い青色の魚でルリスズメダイが多くいます。
浅瀬の珊瑚付近では毎年何千匹ものキビナゴの群れが発生します。そして、浅瀬のキビナゴの群れを追いかけてイソマグロ、カスキアジ、ロウニンアジなどの回遊魚が回ってきます。ナンヨウブダイやグルクンの群れは常時見ることができます。
アポガマ(マーメイドグロット) の行き方
アポガマ(マーメイドグロット) は那覇空港や那覇市内からの場合は国道58号を恩納村に向けて北上します。那覇市内から車で約60分ほどの距離になります。恩納村役場を越えて万座毛の信号を左折します。
万座毛方面へ道なりに車で数分ほど進み「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」の看板を左折します。
農道を海側に進むと「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」があります。車で行けるのはここまでになります。駐車場はありません。周囲は人が少なく、車上あらしなども多いので車の中に貴重品は置かないようにしてください。
農道に入ってすぐの「まんざ公園」には駐車場があります。まんざ公園からアポガマまでは徒歩で20分ぐらいです。アポガマにはお手洗いやシャワーはありません。まんざ公園のお手洗いが最も近いです。
アポガマ(マーメイドグロット) の離岸流
アポガマ(マーメイドグロット) は離岸流(リップカレント)に注意しなければいけません。離岸流(リップカレント)は沖に向かっていく流れで気が付くと岸へ戻れなくなってしまう可能性があります。
アポガマの付近では毎年のように離岸流(リップカレント)で沖に流される事故が多発しています。まんが「遊戯王」作者・高橋和希が少女を助けて溺れた場所としても有名です。
アポガマ(マーメイドグロット)は離岸流(リップカレント)が起きやすい地形です。洞窟やビーチで足が届く範囲で遊ぶのは問題ありませんが、シュノーケリングは現地のガイドの引率がない場合は絶対に行わないようにして下さい。
万座鍾乳洞(万座大洞窟)
恩納村には「青の洞窟」以外にもたくさんの洞窟があります。万座鍾乳洞(万座大洞窟)は恩納村の有名な観光名所「万座毛」の近くにあります。古くからダイバーの間では、万座鍾乳洞、万座大洞窟、トライアングルホールなどと呼ばれています。
万座鍾乳洞は入り口の水深が浅く、潮が引いているタイミングで進むと足が届きます。エントリー場所も足元が悪いので、ダイビングよりもシュノーケル向きなエリアです。ウミガメも高確率で見ることができます。
洞窟のなかの水深は7M前後で、水面付近は塩分濃度や水温に違いがあるため、ケモクライン、サーモクラインも見ることができます。洞窟のなかは巨大で青の洞窟よりさらに広いです。
洞窟の入り口はリュウキュウハタンポが群れて、青い幻想的な光で照らされています。奥へ進むと暗闇なので明るい水中ライトが必要です。天然の鍾乳石がとても神秘的で美しいです。
万座鍾乳洞(万座大洞窟)の行き方
万座鍾乳洞(万座大洞窟)は那覇空港や那覇市内からの場合は国道58号を恩納村に向けて北上します。那覇市内から車で約60分ほどの距離になります。恩納村役場を越えて万座毛の信号を左折します。
万座毛方面へ道なりに車で数分ほど進み「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」の看板を左折します。
農道を海側に進むと「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」があります。沖縄電磁波技術センターから北へ道なりに進むと通行止めの扉があります。車で行けるのはここまでになります。
駐車場はありません。周囲は人が少なく、車上あらしなども多いので車の中に貴重品は置かないようにしてください。
農道に入ってすぐの「まんざ公園」には駐車場があります。まんざ公園から万座鍾乳洞(万座大洞窟)までは徒歩で20分ぐらいです。万座鍾乳洞(万座大洞窟)にはお手洗いやシャワーはありません。まんざ公園のお手洗いが最も近いです。
万座鍾乳洞(万座大洞窟)の海洋状況
万座鍾乳洞(万座大洞窟)の海洋状況は変わりやすく、海が荒れたり、潮が引いてたりすると岸に上がれなくなる可能性があるとても危険なスポットです。シュノーケリングは現地のガイドの引率がない場合は絶対に行わないようにして下さい。
万座鍾乳洞(万座大洞窟)はリピーター様向けにダイビングが終わった後のオプションでご案内しています。
海況や他の方のスケジュールなどによるため、事前予約は受け付けておりません。ご希望の方は前日や当日にご相談ください。ワイドな写真を撮りたい方にはおすすめの裏メニューです。
恩納村のシュノーケルスポット まとめ
今回は沖縄本島の恩納村のシュノーケルのスポットで絶対におすすめの厳選を紹介しました。
沖縄で人気NO1のダイビングスポット「青の洞窟」は恩納村の真栄田岬にあります。真栄田岬は有名な観光名所でもあり、展望台からは東シナ海を一望できます。遊歩道も整備されているため、岬からの絶景や南の島の独特な植物を見ながら散策できます。
「真栄田岬」は岬の東側に青の洞窟があり、ダイビングスポットとしても広く利用されています。裏真栄田のシュノーケルのスポットは反対の西側に位置していて名前の由来通り「裏」に位置します。
ダイバーの間では裏真栄田や裏真栄田ビーチと名付けられ、略して「ウラマエ」や「ウラマエビーチ」とも言われています。
ザネー浜「Beach51」は恩納村の有名な真栄田岬のすぐ近くにある自然のビーチが広がる絶景スポットです。ザネー浜の由来は、真栄田自治会によるとかつてジュゴンが生息していた浜のためザネー浜と名付けられました。
恩納村の有名な観光名所「万座毛」の近くには、「アポガマ」と呼ばれる自然の洞窟とビーチがあります。アポガマは外国人の間では「マーメイドグロット」とも呼ばれています。
万座鍾乳洞(万座大洞窟)は恩納村の有名な観光名所「万座毛」の近くにあります。古くからダイバーの間では、万座鍾乳洞、万座大洞窟、トライアングルホールなどと呼ばれています。
この記事は観光客のシュノーケルを推奨する記事ではありません。近年、沖縄の観光でシュノーケルをガイドなしで行い水難事故が多発しています。シュノーケルは現地ガイドもしくは地元の海に詳しい方と必ず行うようにして下さい。
シュノーケルのスポットによっては監視員がいないスポット、ダイビング船の通り道になっているスポットや沖に流されるリップカレントが発生するスポットなどもあります。
シュノーケリングでは必ず単独は避けて、ライフジャケットを装備して、緊急用に携帯電話は携帯して下さい。
#恩納村シュノーケル #恩納村シュノーケリング #恩納村シュノーケルスポット #恩納村ビーチ