写真:ロウソクギンポの婚姻色・鏡面写真
沖縄は梅雨が明け、天気も海況も良い日が続いています。水温もどんどん上がり、さまざまな生物が産卵や孵化をしています。恩納村のタイドプール(潮だまり)では毎年、5月~7月にかけてロウソクギンポなどのギンポの仲間が求愛行動をはじめ、婚姻色になったり、求愛ダンスなどをします。この時季はさまざまな種のギンポ達の婚姻色がみられます。ギンポの仲間は礁池内やタイドプールなど浅場に生息します。
写真:タイドプール・潮だまりの撮影
恩納村は沖縄本島中部の西海岸沿いに位置します。海岸沿いには干潮時に岩や砂泥底などの底質のくぼみに海水が取り残されて、水がたまったタイドプールと呼ばれる部分がたくさん出現します。
タイドプールは、満潮時に海水につかる部分が干潮によって陸に出たときに、その地形によって海水が残る部分のことを指します。潮だまり(潮溜り・潮溜まり)とも呼ばれています。
小さなものは指先ほどのものから、大きいものはプールほどもあり、さまざまな大きさがあります。満潮時には海の一部となり、干潮時から次の満ち潮までは、独立した閉鎖された水域になります。
ロウソクギンポの雄は顔をまっ黒に染めて巣穴からピョコピョコと上下運動を繰り返して求愛ダンスを踊り、雌は求愛行動の激しい雄を選び、巣穴で産卵します。シマギンポは、頭部が黒くなり、身体の全身が明るい橙色に変化します。
タイドプール(潮だまり)の撮影はマスクとスノーケルがあれば撮影できます。水中撮影が好きでマクロ撮影が好きな方にはとてもおすすめです。恩納村にはたくさんのタイドプール(潮だまり)があります。
興味のある方はマスクとシュノーケルを使い、タイドプールを是非、覗いてみて下さい。ダイビングでは見られない、魅力的な生物たちと出会えるかもしれません。又、海遊びをするときは単独では行わず、ペアを組むか複数人で楽しむようにして下さい。