恩納村を代表する観光スポットの万座毛の近くに恩納村指定文化財のウドゥイガマと呼ばれる洞穴(ガマ)があります。万座毛の駐車場のトイレと売店の間にある細い道を進みます。途中から舗装されていない、でこぼこした道になりますが、車で道なりに5分ほど進むと右手側にウドゥイガマの看板が出てきます。看板からは駐車場はないので、徒歩になります。
万座毛は観光客で賑わいますが、ウドゥイガマは観光客がほとんどいない、穴場的なスポットです。車上あらしなども多いので車の中に貴重品は置かないようにしてください。
ウドゥイガマは昔、若い男女が約束(アポ)をして洞穴(ガマ)のなかで会っていたことからアポガマとも呼ばれています。アポガマはダイバーのなかでも秘境のダイビングスポットです。
ウドゥイガマの洞穴(ガマ)のなかには階段を下りて進みます。洞穴(ガマ)の外の植物は葉がギザギザしているので、半そでや水着の時には注意が必要です。階段の下は暗く滑りやすいので足元にも注意してください。洞穴(ガマ)のなかの広さは奥行は約15M、幅は約5M~6M、高さは2M~3Mほどになります。洞穴(ガマ)のなかは夏場でも涼しく、洞穴(ガマ)の入り口からは太陽の光が差し込みます。又、奥へ進むと海へ抜けることができます。
琉球石灰岩の大きな岩をいくつか越えると海に入れます。ダイバーにはアポガマと呼ばれ、ダイビングの際はビーチからのエントリーは難しいのでボートを利用します。アポガマのダイビングスポットは洞穴(ガマ)から約50Mほど沖でドロップオフ(崖)になっていて、水底は約35Mほどになります。
水中のなかにいくつもの広い洞窟があり、洞窟内はリュウキュウハタンポ、アカマツカサ、ホウセキキントキ、カノコイセエビ、ドクウツボなどの生物の住処になっています。恩納村らしい、地形的なダイビングスポットです。