写真 : 沖縄最大の沈没船 米軍駆逐艦エモンズ(2020年撮影)
レベル:上級者のみ 最少催行人数:2名様(1名様もシングルチャージ可) 器材フルレンタル:4400円(税込)
沖縄恩納村から車で約60分の古宇利島から船で約20分の沖に沈む米軍掃海艇駆逐艦エモンズ(USS EMMONSS)。沖縄最大の沈没船ポイントで水深40Mに全長106Mの米軍沈没船が当時の原形のままで沈んでいます。
第二次世界大戦末期の1945年4月6日、USSエモンズは、古宇利島沖にて日本軍の特攻機によって攻撃され、秘密漏洩を防ぐ為に米軍自らの魚雷によってに沈められました。
写真 : エモンズで発見された爆雷
水深が深く、流れがとても速いことからリピーター様、新規の方はダイビング本数60ダイブ以上でチェックダイブ後のご案内になります。又、ダイブコンピューターは必須になります。
お1人様でエモンズのダイビングに参加したいお客様もシングルチャージで別途11000円(税込)にてご案内が可能です。じっくりと写真撮影をしたい方にもおすすめです。お1人様からリクエスト下さい。
当日に他の参加者が集まった場合は発生しません。参加者が集まらない場合は他メニューへの変更も可能です。
エモンズ(USS Emmons)ダイビング・沖縄の沈没船のご予約はこちらから
ファンダイビング 7つの特典
- 一人旅や少人数参加の方が多いプライベートスタイルです。お一人様から気軽にご参加下さい。
- ブランクがあるダイバーや経験が少ない方も安心して参加できるように全力でサポートします。
- 当ショツプのリピーター様は、ファンダイビング10%OFF、器材レンタル50%OFFになります。
- 人気のデジタルカメラTGシリーズ、撮影用の水中ライトやストロボもレンタルできます。
- ダイブコンピューターやシグナルフロート、度付きマスクもレンタルが可能です。
- 沖縄本島の恩納村、もしくは恩納村近郊(うるま市、読谷村、嘉手納町など)を無料で送迎します。
- 当ショップのファンダイビングに参加したお客様限定でダイビング器材の格安販売をしています。
エモンズ(USS EMMONS)のダイビングスポット
写真 : 副砲40mm連装機関砲
エモンズの船首と中央と船尾に潜降用のロープがあり、それぞれのエリアに分けて2ダイブが可能です。エモンズの船首は船首から全景の構図を撮りたい方に人気があります。主砲も2基あり、Mk.37 砲射撃指揮装置が沈んでいます。中央にはメモリアルプレートがあり、船尾には副砲、爆雷、魚雷、スクリューがあります。又、船尾から少し離れた場所に旧日本軍の特攻機「九八式直接協同偵察機」が沈んでいます。
エモンズのダイビングは上級者のダイバーに最もおすすめのダイビングスポットになります。太平洋戦争当時の軍艦を見ることができる貴重なダイビングスポットです。これから、月日と共に老朽化していきます。原型がきれいな内に是非リクエストをお待ちしています。当ショップのファンダイビングは全て完全少人数制なので初めての方も安心してお越しください。
エモンズ(USS EMMONS)について詳しくは以下のサイトもご覧ください。
エモンズの近くに沈んでいる旧日本軍の特攻機「九八式直接協同偵察機」の事も詳しく掲載しています。
目次
エモンズ(USS EMMONS)について
エモンズ (USS EMMONS DD-457)の画像ファイルはこちら
エモンズ (USS EMMONS DD-457)の3D画像ファイルはこちら
USSエモンズは2001年に地元のダイバーの調査によって公表された。全長106mの駆逐艦USSエモンズ。(駆逐艦:魚雷で敵艦を攻撃する速力の速い軍艦、USS:アメリカ海軍艦船 -United States Ship )船体はほぼ原形をとどめ、巨大な主砲、スクリュー、ソナー、機銃や兵士のヘルメットなども当時のままの姿で海底に横たわっている。
エモンズは第二次世界大戦末期の1945年4月6日、レーダーピケット任務に従事し、ロッドマン (USS Rodman, DMS-21) と共に航行中、大規模に展開された日本軍・神風特攻隊の攻撃に際して標的とされた。最初の1機がロッドマンを攻撃し、エモンズは損傷したロッドマンを護衛するため対空砲撃を行った。2隻の掃海艦は特攻機の攻撃に圧倒された。
写真 : エモンズで発見された第二次世界大戦のスライドプレート
旧日本軍の特攻機の多くは撃墜されたものの、エモンズは5機によってほぼ同時に攻撃を受けた。1機が三番砲塔の喫水線付近に突入し、弾薬庫に引火、大爆発を起こし、左舷船尾と戦闘情報センターが炎上した。
乗組員は必死に格闘したが、エモンズは復元能力を失い、翌4月7日、敵の手に渡ることを避けるため、乗組員の救助後に米軍自らの手によってに沈められた。この戦闘でエモンズの乗組員60名が戦死し、77名が負傷した。
水深が深いだけではなく潮の流れがとても速いため上級者のダイバーのみが潜ることができるダイビングスポット。又、魚雷(雷管・信管)、火薬、爆薬、砲弾など爆発物が数えきれないほど残るため、レックダイビングの知識とトレーニングも必須になる。
エモンズ・USS Emmonsの概要について
エモンズ (USS Emmons, DD-457/DMS-22) は、アメリカ海軍の駆逐艦。グリーブス級駆逐艦の1隻。艦名はジョージ・F・エモンズ海軍少将(1811年 – 1884年)に由来する。
正式名称 | エモンズ (USS Emmons, DD-457/DMS-22) |
---|---|
起工 | 1940年11月14日 |
排水量 | 2,050トン |
全長 | 106.2 m |
全幅 | 11.0 m |
最大速 | 35ノット (65 km/h) |
乗員 | 208名(戦時276名) |
兵装 | 38口径5インチ砲4門 12.7mm機銃6基 21インチ魚雷発射管10門 20mm機銃6基 爆雷投射機6基 爆雷軌条2軌 |
エモンズ(USS EMMONS)の写真
エモンズではほとんどが広角の撮影になります。又、USSエモンズの巨体にあわせてダイバーにモデルになってもらうと全体の大きさがわかりやすくなります。エモンズでは、水深が深いため、1ダイブの撮影時間はとても短くなります。船首と中央と船尾の3箇所にロープがあり、1日2ダイブのスタイルでダイビングします。何度か潜り、構図をイメージして潜る必要があります。
旧日本軍の特攻機「九八式直接協同偵察機」
現在、エモンズの船尾付近に旧日本軍の特攻機のエンジン・プロペラ、ランデイングギア、主翼構造材が残っています。エンジン発動機は型式が日立のハ13甲型と考えられ、空冷単列星形9気筒、取り付けられているプロペラは2枚羽根式、エモンズ突入時には高速で回転していたため、両端が共に同じく内側に折れ曲がっているのが確認できます。
この1945年の当時に現役で飛行していた大日本帝国軍用機は種類が少なく、たいていは3枚住友ハミルトンが取り付けられていました。旧日本軍の沖縄方面への出撃記録から1945年4月6日に陸軍新田原飛行場を出撃した特別攻撃隊の記録を確認できます。
近藤正義氏(No Limit代表)により、エモンズに突入したと思われる日本軍の特攻機の機種と部隊名が解明され、国内の新聞でも大きく取り上げられました。
九州大学浅海底フロンティアセンターの研究
九州大学の浅海底フロンティアセンターではエモンズ(USS EMMONS)の研究を行い、研究結果を2021年に発表しました。
発表内容にはアメリカ軍の沖縄侵攻作戦の「アイスバーグ作戦」、日本軍の特攻機によるアメリカ艦隊への神風(kamikaze)と呼ばれた攻撃、USSエモンズと日本軍特攻機の戦闘、4月6日に出撃した特攻機、特攻機の激突とエモンズの被害状況、エモンズの高解像度3Dモデル、エモンズの迎撃、砲塔の向きと特攻機の突撃方法、USSエリソンによる砲撃とエモンズの沈没、九八式直接協機と誠隊などがあります。
沖縄近海での日本軍の特攻機によるアメリカ艦隊への神風(kamikaze)と呼ばれた攻撃ではアメリカ軍の艦船は沈没36隻、破損368隻、空中戦による航空機の損害は763機と記載されています。まだ発見されていない沈没船は数多くあることが分かります。
- 公式サイト 九州大学浅海底フロンティアセンター
エモンズ(USS EMMONS)の動画
エモンズの動画撮影もワイドな画角がおすすめです。広角レンズ、ワイドコンバーションレンズ、フイッシュアイなどがおすすめです。当サイトのエモンズの動画は主にSIGMAの15mm FISHEYE、Tokinaの10-17mm(魚眼ズームレンズ)を利用しています。Goproの撮影もおすすめです。予算にあわせて、なるべく広角のものを用意するのがおすすめです。広角レンズは自分のフィンやストロボ、アームなどが写真に入ってしまわないように気をつけましょう。
又、動画撮影では、水中ライトを使用して撮影すると沈没船の特有の色が伝わりやすくなります。当サイトの撮影では水中ライトのRGBlue(アールジーブルー)を使用している写真も多くあります。
テクニカルダイビング
当ショップでは、日本国内では数少ない、テクニカルダイビングのライセンスコースを提供しています。当ショップは世界最大の水中連盟CMASのCカードが発行可能です。沈没船のレックダイビングや水深40Mを超えた潜水、減圧ダイビングなどに興味がある方におすすめです。
エモンズ(USS Emmons)のダイビングポイントでテクニカルダイビングを楽しみたい方は当ショップまでお問合せ下さい。
エモンズ(USS EMMONS)の懸賞金
写真 : 遺族によって取り付けられたメモリアルプレート
2010年頃にエモンズ(USS EMMONS)の銘板は紛失しています。船の銘板は船の建造に関する日付や建造者の情報が記載されています。船の「出生証明書」のような物になります。各船に1枚のみ製造される貴重な財産です。
船の銘板は第二次世界大戦のマニアやコレクターの間では興味を引く傾向があります。米軍側からは銘板の返還に繋がる情報提供者に対して1500ドルの報奨金を提供しています。提供者に対して色々と質問することがないことを約束します。
もし、情報をお持ちの方は弊社までご連絡下さい。現在は遺族の関係者によってメモリアルプレートが設置されています。
会社名 (株) ワールドダイビング
住所 〒 904-0415 沖縄県国頭郡恩納村仲泊47番地
TEL 098-989-1474
営業時間 AM 9:00~PM 19:00
定休日 年中無休
URL https://www.owd.jp
担当者 空 良太郎
エモンズ(USS EMMONS)の銘板の情報提供はこちらから
エモンズ(USS EMMONS)の保全活動
写真撮影日 : 2023年08月17日
エモンズは第二次世界大戦末期の1945年4月7日に沈みました。その後、2000年の9月に沖縄古宇利島の北側の海底から時々浮いてくる油があることから、地元の漁師さんの通報によりエモンズが発見されました。
エモンズの発見から25年の年月が経ちエモンズの船体の老朽化が進んでいます。2020年には副砲を中心とする大規模な崩壊がありました。2022年には船首部分の崩壊がありました。
エモンズの保全はダイビングを楽しむ一人一人のダイバーのマナーがとても大切です。
ダイビング中にはエモンズの船体に触らないように気を付けましょう。オクトパスや残圧系も当たってしまわないようにBCDに留めましょう。エモンズの周囲に落ちている残骸も貴重な戦争遺跡です。動かしたり、持ち帰ったりしないようにしてください。
貴重な戦争の歴史を後世に残すために一人一人のダイバーが保全の意識を持つようにしてエモンズのダイビングを楽しむようにしましょう。
エモンズ(USS EMMONS)のまとめ
エモンズのダイビングは上級者のダイバーに最もおすすめのダイビングスポットになります。太平洋戦争当時の軍艦を見ることができる貴重なダイビングスポットです。これから、月日と共に老朽化していきます。
エモンズは水深が深く、流れがとても速いことからリピーター様、新規の方はダイビング本数60ダイブ以上でチェックダイブ後のご案内になります。又、ダイブコンピューターは必須になります。
お1人様でエモンズのダイビングに参加したいお客様もシングルチャージで別途11000円(税込)にてご案内が可能です。じっくりと写真撮影をしたい方にもおすすめです。是非リクエストをお待ちしています。
最終更新:2025年01月15日
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#エモンズ #USSエモンズ