恩納村の有名な観光名所「万座毛」の近くには、「アポガマ」と呼ばれる自然の洞窟とビーチがあります。アポガマは外国人の間では「マーメイドグロット」とも呼ばれています。
今回は「アポガマ(マーメイドグロット) の行き方」、「アポガマ(マーメイドグロット) の由来」、「アポガマ(マーメイドグロット) の魅力」、「アポガマ(マーメイドグロット) の離岸流」について記事を書きます。
これからアポガマ(マーメイドグロット) に行く予定の方、恩納村で自然のビーチや洞窟をお探しの方には必見の内容です。
アポガマ(マーメイドグロット) の離岸流には気を付けて下さい。離岸流はリップカレントとも呼ばれ、アポガマ付近は岸から沖へ向かって流れが起きやすい地形です。現地のガイドの引率がない場合は絶対に海には入らないようにして下さい。
目次
アポガマ(マーメイドグロット) の行き方
アポガマ(マーメイドグロット) は那覇空港や那覇市内からの場合は国道58号を恩納村に向けて北上します。那覇市内から車で約60分ほどの距離になります。恩納村役場を越えて万座毛の信号を左折します。
万座毛方面へ道なりに車で数分ほど進み「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」の看板を左折します。
農道を海側に進むと「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」があります。車で行けるのはここまでになります。駐車場はありません。周囲は人が少なく、車上あらしなども多いので車の中に貴重品は置かないようにしてください。
農道に入ってすぐの「まんざ公園」には駐車場があります。まんざ公園からアポガマまでは徒歩で20分ぐらいです。アポガマにはお手洗いやシャワーはありません。まんざ公園のお手洗いが最も近いです。
アポガマ(マーメイドグロット) の由来
アポガマの由来は沖縄本島の中南部では大きいを「オホと書いてウフ」と言い、山原の言葉で「はひふへほ」は「ぱぴぷぺぽ」と発音します。沖縄の言葉は「え」と「お」の短母音は「い」と「う」に吸収されます。ガマは沖縄の言葉で洞窟の意味のため、アポガマは大きい洞窟の意味になります。
アポガマのある場所は「恩納通信所跡地」と呼ばれ、20数年前までは米軍の所有地でした。今でも米軍に所属しているダイバーが良く訪れることから外国人の間ではマーメイドグロット「Mermaid Grotto 」とも呼ばれています。マーメイドグロットは日本語で「人魚の洞窟」になります。
アポガマ(マーメイドグロット) の魅力
アポガマ(マーメイドグロット) は大きな洞窟や自然のビーチがあり、とても写真映えする場所です。浅瀬には珊瑚が広がり、濃い青色の魚でルリスズメダイが多くいます。浅瀬の珊瑚付近では毎年何千匹ものキビナゴの群れが発生します。
そして、浅瀬のキビナゴの群れを追いかけてイソマグロ、カスキアジ、ロウニンアジなどの回遊魚が回ってきます。ナンヨウブダイやグルクンの群れは常時見ることができます。
アポガマ(マーメイドグロット) の沖はダイバーの間では「アポガマ」や「恩納ポイント」と呼ばれるダイビングスポットです。
水深10Mから18Mの間に無数の水路が沖に続いています。入り組んだ無数の迷路のようです。水路は岩の下にダイバーが出入りできる空間があったり、トンネルのような地形になっています。まるで洞窟探検をしているような気分になります。
岩陰はカノコイセエビやホワイトチップ(和名:ネムリブカ)の住処になっています。昔、使われていたブイの近くのメインの岩陰にはホワイトチップ(和名:ネムリブカ)が多い時で3匹~4匹ほど住処にしています。
アポガマ(マーメイドグロット) の離岸流
アポガマ(マーメイドグロット) は離岸流(リップカレント)に注意しなければいけません。離岸流(リップカレント)は沖に向かっていく流れで気が付くと岸へ戻れなくなってしまう可能性があります。
アポガマの付近では毎年のように離岸流(リップカレント)で沖に流される事故が多発しています。まんが「遊戯王」作者・高橋和希が少女を助けて溺れた場所としても有名です。
離岸流(リップカレント)に流されると「沖に流される」という恐怖感からパニックに陥ったり、岸に戻ろうとして流れに逆らって泳ぐことにより、疲労して溺れてしまう危険性があります。
水面で離岸流(リップカレント)から逃れるには、岸に対して平行に泳いで離岸流(リップカレント)から抜け出します。水面で波が砕けて白くなっている場所は離岸流(リップカレント)が起きていません。
離岸流(リップカレント)がなくなるところまで、移動したら岸に向かって泳いで戻ります。
アポガマ(マーメイドグロット)は離岸流(リップカレント)が起きやすい地形です。洞窟やビーチで足が届く範囲で遊ぶのは問題ありませんが、シュノーケリングやダイビングは現地のガイドの引率がない場合は絶対に行わないようにして下さい。
アポガマ(マーメイドグロット) のまとめ
恩納村の有名な観光名所「万座毛」の近くには、「アポガマ」と呼ばれる自然の洞窟とビーチがあります。アポガマは外国人の間では「マーメイドグロット」とも呼ばれています。
アポガマ(マーメイドグロット)の行き方は万座毛方面へ道なりに進み「情報通信機構・沖縄電磁波技術センター」の看板を左折します。周囲は人が少なく、車上あらしなども多いので車の中に貴重品は置かないようにしてください。
アポガマの由来は「アポ」は沖縄の言葉で大きいを意味しています。「ガマ」は沖縄の言葉で洞窟の意味のため、アポガマは「大きい洞窟」の意味になります。又、恋人達が約束(アポ)をして出会う洞窟(ガマ)という説もあります。
昔は米軍の所有地で、今でも米軍に所属しているダイバーが良く訪れることから外国人の間ではマーメイドグロット「Mermaid Grotto 」とも呼ばれています。マーメイドグロットは日本語で「人魚の洞窟」になります。
アポガマ(マーメイドグロット)は離岸流(リップカレント)が起きやすい地形です。洞窟やビーチで足が届く範囲で遊ぶのは問題ありませんが、シュノーケリングやダイビングは現地のガイドの引率がない場合は絶対に行わないようにして下さい。
アポガマ(マーメイドグロット)には監視員や管理人はいません。流されてしまっても救助に時間がかかります。又、貴重な自然のビーチです。決してゴミなどは捨てないようにマナーを守って訪れるようにしてください。
#アポガマ #マーメイドグロット