
今回はハロクライン(塩分躍層)について分かりやすく徹底解説します。ダイバーの方でもサーモクラインは知っていてもハロクライン(塩分躍層)を知らないダイバーはけっこう多いのではないかと思います。
淡水と海水の層の変わり目をハロクライン(塩分躍層)と言います。塩分濃度の異なる水が接する境目を指します。汽水域や淡水が流れ込む場所で見られ、淡水と海水の層が混ざり合わずにできる境目になります。
記事の内容は「ハロクライン(塩分躍層)とは?」、「ハロクライン(塩分躍層)の注意事項と対処法」、「ハロクライン(塩分躍層)が見れるダイビングスポット」、「ハロクライン(塩分躍層)のまとめ」に分けて紹介します。
ダイバーにとってハロクライン(塩分躍層)について学ぶことはとても重要です。ダイバーがハロクライン(塩分躍層)を乱してしまうと密度の異なる2つの層が混ざり、水中がぼやけてしまい迷ってしまう危険性があります。
この記事を読むことによって、ハロクライン(塩分躍層)について理解して、さらに安全にダイビングを楽しむことができます。
ハロクライン(塩分躍層)とは?
淡水と海水の層の変わり目をハロクライン(塩分躍層)と言います。塩分濃度の異なる水が接する境目を指します。
ハロクラインは英語ではHaloclineと表記します。日本語では塩分躍層と言います。
水は氷点に近づくまで普通の液体と同じようにふるまうため、液体の状態では温度が下がると密度が高くなります。水は密度の異なる層を形成し、密度の高い層は低い層より下になります。
深い場所のほうが浅い場所より普通は冷たいのはこのためです。密度に従って水の層が形成されるのを「密度成層」と言います。
水に溶け込んだ物質(海水の塩など)も水の密度を上げて密度成層を起こします。かなりの量の物質が溶け込んでいると、温かい水の層でも冷たい水の層より密度が高くなり、冷たい層より下になります。
この良い例がメキシコのユカタン半島にある洞窟です。ここでケーブダイビングをすると潜降中に冷たい淡水から温かい海水へ突然変わることがよくあります。これもハロクライン(塩分躍層)の特徴によるものです。
動画 : Sidemount Scuba Diving
ハロクライン(塩分躍層)の注意事項と対処法

水中でダイバーがハロクライン(塩分躍層)を乱してしまうと密度の異なる2つの層が混ざり、水中にぼやけた部分が生じます。バディとはぐれてしまったり、迷ってしまう危険性があります。
ダイビング中に水中でガイドやバディとはぐれたとき(ロスト)は相手を探すのは1分以内になります。見つからなかったら浮上して水面で合流するというのが一般的なルールです。
淡水と海水の層の変わり目のハロクライン(塩分躍層)は洞窟のケーブダイビングで発生しやすいです。ケーブダイビングは特殊なトレーニングが必要になります。水中で視界が悪くなっても迷わないようにラインを設置して、辿りながら進みます。
ケーブダイビングの知識や経験がないダイバーは絶対に本格的な洞窟でのケーブダイビングをしてはいけません。
ハロクライン(塩分躍層)が見れるダイビングスポット

写真 : 辺戸岬ドーム・宜名真海底鍾乳洞「辺戸岬ダイビング」
沖縄のダイビングスポットでは沖縄本島最北端の「辺戸岬ドーム」でや恩納村の「トライアングルホール」でハロクラインを見ることができます。又、宮古島の「通り池」もハロクラインが見れることで有名です。
辺戸岬ドームは、正式には「宜名真海底鍾乳洞」と呼ばれる海底洞窟になります。港から10分ほどで到着します。
昔から有名な辺戸岬ドームの海底鍾乳洞は約2万年前の旧石器の遺跡が発見され、かつては陸上だったことが学会で発表された貴重な場所でもあります。発見当時は琉球新報の記事にも大きく掲載されました。
洞窟内の壁が黒く変色した部分は旧石器時代の人達が火を使ったときの煤(すす)の痕跡ではないかと考えられています。又、発見当初から鍾乳石が人為的に折られた部分が発見されています。
もしかしたら、旧石器人が生活のために折った跡なのかもしれません。

トライアングルホールは恩納村の万座毛に位置するダイビングスポットです。自然が作り上げたエアードームが3つあり、3角形を位置することからトライアングルホールと呼ばれています。
水中の洞窟内やエアードームでは天然の鍾乳石を見ることができます。エントリー場所から潜降すると浅いですが、オーバーハングのようになっており、暗闇に水中ライトを照らすと奥へ続く水中洞窟があります。
洞窟の広場から分岐して3つのエアードームに続く道があります。エアードーム内の水面付近は塩分濃度が低く、淡水に近いため、ハロクラインやサーモクラインが繰り返し起こり、視界が悪くなります。
メインの明るい水中ライト、リール、ライン、ケーブ用のマーカー、バックアップライト、その他のテクニカルダイビングの器材の準備が必要です。
ハロクライン(塩分躍層)のまとめ

今回はハロクライン(塩分躍層)について分かりやすく徹底解説しました。淡水と海水の層の変わり目をハロクライン(塩分躍層)と言います。ハロクラインは英語ではHaloclineと表記します。日本語では塩分躍層と言います。
ハロクライン(塩分躍層)は洞窟のケーブダイビングで発生しやすいです。ケーブダイビングの知識や経験がないダイバーは絶対に本格的な洞窟でのケーブダイビングをしてはいけません。
沖縄のダイビングスポットでは沖縄本島最北端の「辺戸岬ドーム」でや恩納村の「トライアングルホール」でハロクラインを見ることができます。又、宮古島の「通り池」もハロクラインが見れることで有名です。
ダイバーにとってハロクライン(塩分躍層)について学ぶことはとても重要です。ダイバーがハロクライン(塩分躍層)を乱してしまうと密度の異なる2つの層が混ざり、水中がぼやけてしまい迷ってしまう危険性があります。
この記事を読むことによって、ハロクライン(塩分躍層)について理解して、さらに安全にダイビングを楽しむことができます。
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