沖縄本島の恩納村は沖縄で最もマリンスポーツが盛んな地域のひとつです。沖縄本島の中間地点、西海岸に位置します。南北に長い村で約27キロに渡って海沿いに広がっています。
有名な観光地の真栄田岬には、沖縄で人気NO1の「青の洞窟」があります。万座毛も有名な観光地で周囲にはたくさんのダイビングスポットがあります。ダイビングスポットの数は沖縄本島で最も多い地域になります。
恩納村では海水浴やシュノーケル、マリンスポーツなどのアクティビティも幅広く楽します。ダイビングショップやマリンショップの数はとても多いです。
しかし、毎年のように繰り返し、ダイビング事故や水難事故が起こっている地域でもあります。以下に近年の恩納村で起こったダイビング事故や水難事故をまとめます。
沖縄県は【2024年最新版】沖縄県のダイビング事故・水難事故のまとめをご覧下さい。
ダイビングショップのブログしては避けた方が良い内容かもしれません。今回は個人の現地ダイビングガイドとして、これから恩納村でダイビングや海遊びを考えている方の安全に繋がればと思います。
目次
ダイビング事故や水難事故はほとんどがダイビングショップのツアーではなく、観光客の単独での事故になります。ダイビングや海遊びを考えている方は必ず、現地のガイドツアーに参加して楽しんで下さい。
最終更新 2024年08月25日
2024年 恩納村のダイビング事故や水難事故
中国人女性がダイビング中に行方不明 恩納村 ウドゥイヌハマ
21日午後8時前、恩納村の海でダイビングをしていた中国人3人のうち女性1人が行方不明になったと、石川警察署から第11管区海上保安本部に通報があった。行方不明になっているのは中国国籍の40代女性。
那覇海上保安部によるとこの女性を含むグループは、ダイビングをする目的で21日午後5時40分ごろ、恩納村の「ウドゥイヌハマ」から入水し、沖合い200メートル付近を目標に海上を移動していたが入水から約10分後、100メートルほど移動したところで、この女性の姿が見えないことに気づいたという。
その後、午後7時40分ごろに第3者を通じて通報を依頼し、事故が発覚した。行方不明の女性は黒色のウエットスーツに緑色のマスク、黒色のフィンを着用しているという。那覇海上保安部の巡視艇やヘリなどが捜索を続けている。
RBC 琉球放送 2024年8月22日 引用
恩納村 ダイビング中の女性溺れて意識失う 命に別状なし
9日午後、恩納村の海岸でダイビング中の女性が溺れて意識不明となる事故がありました。
その後、病院に運ばれ命に別状はないということです。
那覇海上保安部によりますと、9日午後0時13分ごろ、「女性がダイビング中にパニックを起こして急浮上し、救助された」と消防を通して通報がありました。
女性は20代で、恩納村の真栄田岬のビーチで体験ダイビングをしていたところ、入水しておよそ20分後に突然、マスクなどを外して急浮上したということです。
インストラクターが駆けつけると呼吸はあるものの、意識を失っていて病院に搬送されました。
現在、治療を受けていて命に別状はないということです。
海上保安部が事故の原因や当時の状況について詳しく調べています。
海上保安部はマリンレジャーは体調管理に気をつけて無理のない範囲で行うよう呼びかけています。
NHK 2024年8月09日 引用
恩納村の海で行方不明 8キロ離れた名護市の海で発見も死亡
恩納村のビーチの沖合で20日、友人と魚を取っていた男性が行方不明となった事故で、23日午前、男性が死亡している状態で見つかりました。
名護海上保安署によりますと23日午前9時過ぎごろ「名護市山入端の海岸に人が打ちあがっている」と通報があり、まもなく消防が漂流している男性の死亡を確認しました。
死亡したのは、恩納村の個人事業主の男性(44)です。
男性は20日の朝、恩納村名嘉真のいんぶビーチの沖合で友人と魚をとっていた際に行方不明となり、懸命の捜索が続いていました。
男性が発見された名護市山入端の海岸は、行方不明になった場所からおよそ8キロ離れていました。
名護海上保安署が、男性と魚を取っていた友人から話を聞くなどして事故の経緯を調べています。
RBC 琉球放送 2024年6月24日 引用
恩納村の青の洞窟でダイビング中の女性死亡
26日恩納村にあるダイビングの人気スポット「青の洞窟」でダイビングをしていた観光客の50歳の女性が意識不明となりその後、死亡が確認されました。
那覇海上保安部によりますと、26日午前11時20分ごろ、ダイビングショップの従業員から「ダイビング中に50代の女性が意識不明となった」と消防に通報があり搬送先の病院で、死亡が確認されました。亡くなったのは東京から観光で訪れていた50歳の女性です。
女性は、午前10時半ごろから恩納村真栄田岬の近くの通称「青の洞窟」で、家族3人とダイビングを始めましたが、ガイドが異変に気づきいっしょに海面に浮上したときには意識がなかったということです。
女性は、病院に搬送されましたが、およそ4時間半後に死亡が確認されました。海上保安部が事故の原因や当時の状況について詳しく調べています。
琉球朝日放送 2024年05月27日 引用
2023年 恩納村のダイビング事故や水難事故
人気ダイビングスポット「アポガマ」付近で漁師の男性が死亡
10日午後6時11分、恩納村恩納の海岸(通称アポガマ)付近の海上で、水難事故が発生したとの119番通報があった。4人乗りの船が転覆し、漁業の男性(75)=名護市=が心肺停止の状態で本島中部の病院に搬送され、午後7時56分に死亡が確認された。
ほか3人は命に別条はないという。金武地区消防衛生組合恩納分遣所によると、消防や消防から協力要請を受けたホテルビーチスタッフらが男性を含む2人を救助し、2人は自力で陸に上がった。那覇海上保安部が原因を調べている。
琉球新報社 2023年08月11日 引用
恩納村でスノーケリング中の女性が溺れ意識不明の重体
11日午後、恩納村でスノーケリングをしていた観光客の50代の女性が溺れ、意識不明の重体となっています。
那覇海上保安部によりますと、11日午後4時ごろ、恩納村の真栄田岬の「青の洞窟」で、東京都から観光で沖縄を訪れていた50代の女性がスノーケリングをしていた際に溺れる事故がありました。
女性は、友人5人と一緒にダイビングショップのツアーに参加していたということで、体調不良を訴えたため、途中で船に戻りましたが、船の上で意識を失って一時、心肺停止の状態となり、病院で手当を受けていますが、意識不明の重体です。
女性は当時、ウエットスーツとライフジャケットを着用し、周辺の海は晴れていて波も穏やかだったということで、海上保安部が事故の詳しい原因を調べています。
ことしは、大型連休ごろからマリンレジャー中の事故が増えていて、海上保安部は、救命胴衣などの着用に加え、体調管理にも気をつけて無理のない範囲でレジャーを行うよう呼びかけています。
NHK 2023年06月12日 引用
2022年 恩納村のダイビング事故や水難事故
「遊戯王」作者・高橋和希 シュノーケリング中に少女を助け
沖縄県名護市で7月、遺体で見つかった人気漫画「遊☆戯☆王」の作者・高橋和希(本名・一雅)さん(当時60)が、海で流された少女の救助中に海難事故に遭ったことが14日、第11管区海上保安本部(那覇)への取材で分かった。11管は少女の心のケアを優先し、遺族と相談の上、救助中の事故と公表していなかった。
11管によると、高橋さんは7月4日午後、恩納村でシュノーケリングをしていた時、遊泳中の少女と両親が沖合に流されているのを発見。近くにいた米軍人ら2人と救助に向かった。少女は米軍人に救助され、両親は自力で岸までたどり着いたが、高橋さんは波にのみ込まれたとみられる。
スポーツ報知 2022年10月15日 引用
ダイビング中 北海道大学職員が死亡 沖縄・恩納村の沖合
1日午後3時40分ごろ、沖縄県恩納村の真栄田岬西側の沖合で、水難事故とみられる119番通報があった。那覇海上保安部によると、あおむけで浮いていた北海道大学職員(33)が駆け付けた消防隊員によって陸地に引き揚げられたが、その場で死亡が確認された。
沖縄タイムス+プラス 2022年5月2日 引用
体験ダイビングでの呼吸練習中に心肺停止 56歳女性死亡
24日、恩納村の沖合いでダイビングの練習をしていた女性が心肺停止となり、その後死亡しました。
那覇海上保安部によりますと、24日の正午すぎ恩納村にある前兼久漁港の沖合いで、ダイビングショップの体験ダイビングに参加した観光客の女性が呼吸練習を始めた直後、息苦しさを訴え、船に引き上げられた時には、すでに心肺が停止していたということです。
女性は千葉県に住む女性56歳で、病院に運ばれましたが間もなく死亡が確認されました。
当時現場は晴れていて、波も穏やかだったということです。
那覇海上保安部が女性の死因などを詳しく調べています。
RBC琉球放送 2022年01月25日 引用
過去の主な恩納村のダイビング事故や水難事故
恩納村の万座毛沖でダイビング中に観光客溺れる
5日午前、恩納村の海でダイビングをしていた観光客の男性が溺れ、死亡しました。
那覇海上保安部によりますと、5日午前9時半ごろ、恩納村の万座毛から西に600メートル離れた沖合で、ダイビングをしていた観光客の男性が溺れました。
男性は、一緒にダイビングをしていた同僚と近くで釣りをしていた人によって救助されましたが、約1時間後に死亡が確認されました。亡くなったのは、埼玉県に住む男性(56)です。
那覇海上保安部では、男性が溺れた原因を詳しく調べています。
琉球朝日放送 2019年03月06日 引用
沖縄科学技術大学院大学(OIST)職員ダイバー2名が潜水事故
11月14日、沖縄海域に位置する伊江水道で、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の職員ダイバー2名が潜水事故に遭いました。
そのうち1名のダイバーは水中で実験装置の設置作業にあたっていましたが、その後、水面に浮上してきませんでした。海上保安署、警察、消防、地元漁船等による海上捜索及び海上保安署による潜水捜索が行われ、捜索活動は日没寸前まで続けられました。
11月15日(火)に海上捜索及び潜水捜索が再開され、捜索は終日にわたって続けられました。11月16日(水)にも発生場所付近の捜索が行われましたが、発見することが出来ず、海上保安署による捜索活動が打ち切られました。
もう1名のダイバーにつきましては、すでに退院しており、快方に向かっています。
沖縄科学技術大学院大学(OIST) 2016年11月18日 引用
恩納村のダイビング事故や水難事故 まとめ
今回の恩納村のダイビング事故や水難事故は新聞やニュースの内容をまとめています。ダイビングや海遊びをするときは体調管理がとても大切です。体調が悪い時は万が一のことを考えて中止にして下さい。
ダイビングショップやマリンショップのツアーであってもキャンセルするようにして下さい。
事故が起こった時のことを考えて緊急用のアシストプランや救急セットは必ず準備しておきましょう。
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