シークレットスポットは恩納村の前兼久漁港から真栄田岬方面へボートで10分ぐらいのダイビングポイントです。ダイビングガイドの間ではサンマリーナのブイとして知られています。青の洞窟ともぐりんの間付近でボートから先にエントリーします。
※もぐりんは、日本で唯一の観光潜水艦であった「もぐりん号」が周っていたスポットです。
ドロップオフから沖へ向かうと、細長い根が沖へ続いています。根の浅い部分は水深16Mぐらいで、周りの砂地は20M前後になります。この根は青の洞窟の沖に繋がっています。深度が深いので平均水深に注意が必要です。
青の洞窟付近は、餌付けにより、自然の生態系が崩れています。シークレットスポットはファンダイバーのみのポイントのため、自然のままのダイビングスポットです。
エントリー後にフリー潜降で水深18M前後まで潜降するため、中級者向けのダイビングポイントになります。キビナゴが群れていることが多く、ツバメウオが群れていることもあります。沖縄県の県魚のグルクン(クマササハナムロ)の群れや、冬場にはグルクマの群れがいることもあります。ムチカラマツにはムチカラマツエビやガラスハゼが生息しています。
根の周りには、さまざまなスズメダイや珊瑚が群生しています。ハードコーラルのクサビライシがたくさんあります。
真栄田岬では個体数の少ない、ニモのカクレクマノミの家族が大きなイソギンチャクで暮らしています。
近年、恩納村のダイビングスポットでは少なくなってきたリュウキッカサンゴも群生しています。
シークレットスポットは海亀の餌となる海草、海藻やカイメンが豊富で海亀の住処にもなっています。アオウミガメが多いですが、タイマイの生息も確認できています。海亀のなかでも遭遇率の高いアオウミガメの個体は成長の過程を見守っています。他のダイバーも少ないため、写真も撮りやすく、のんびりと観察できます。これまで、マダラトビエイやオニカマスの目撃例もあり、沖に生息する生物の休憩所のような場所になっているかと思います。
シークレットスポットは平均深度(アベレージ)が深くなり、中層を泳ぐことが多いです。フリー潜降、中性浮力は必須になるため、中級者向けのスポットになります。また、青の洞窟に向かうボートの航路にもなっているため、浮上しないように注意が必要です。現地のダイビングガイドの指示に従い、セルフダイビングは避けてください。
シークレットスポットへは当ショップのファンダイビングで恩納村・真栄田岬方面ボートダイビングのメニューでリクエスト可能です。是非お一人様から気軽にリクエストください。