クロスラインは恩納村の瀬良垣漁港から船ですぐに到着する砂地のダイビングスポットです。すぐ近くの恩納村の代表的な砂地のダイビングスポット「なかゆくい」が隣にあります。クロスラインは船の下で水深5Mから8Mほどです。船の周りにはユビエダハマサンゴやパラオハマサンゴなどのハードコーラル群生しており、コーラルキャニオンとも呼ばれています。
砂地で穏やかなことが多く、水深も深くないので初心者の方でも安心して楽しむことができます。
砂地を沖へ進むと、なだらかに深くなり、水深は14Mから19Mぐらいになります。砂地に海人の古い定置網が水底に残っていて、いくつかのロープが水底で交差している事からクロスラインと名付けられました。
ロープやブイや網は小さなマクロ系の魚の撮影スポットになっています。
砂地のマクロ撮影では、テンスの幼魚、カエルアンコウの幼魚、ニシキフウライウオ、カミソリウオ、イッポンテグリの幼魚、ヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、オニハゼ、テッポウエビなどがいる可能性があります。その他にも、ツバメウオ、チンアナゴ、クロヘリイトヒキベラ、ヨメヒメジなどが生息しています。
又、ロープの下に隠れてアオウミガメが寝ていたり、砂地にヤッコエイが埋まっていることもあります。巨大なジャノメナマコやマンジュウヒトデがいます。
クロスラインでは、日本国内で生息するクマノミの中で最も珍しいトウアカクマノミがコロニーを作って数えきれないぐらい暮らしています。夏時期は産卵の季節で近くに赤い卵を産みつけて、大切に育てているところを観察できます。
トウアカクマノミのイソギンチャクには透明でフワフワとしているクリーニングシュリンプがいます。ニセアカホシカクレエビ、イソギンチャクエビやイソギンチャクモエビなどさまざまな種類の甲殻類を見れる可能性があります。
トウアカクマノミの雄は卵が孵化するまで、口づけや胸鰭で水送りの動作を繰り返し、卵の孵化をやさしく刺激しています。
クロスラインの船の周り、コーラルキャニオンのエリアではさまざまな珊瑚礁が群生していてルリホシスズメダイの幼魚やキホシスズメダイの群れ、アマミスズメダイの幼魚、ヒトスジギンポ、イシガキカエルウオなども生息しています。
クロスラインへは当ショップのファンダイビングで恩納村・万座方面ボートダイビングのメニューでリクエスト可能です。是非お一人様から気軽にリクエストください。