恩納村の南端にある集落 仲泊。
ワールドダイビングも恩納村の仲泊に位置している。
あまり知られていないが、恩納村仲泊にも御嶽(ウタキ)があります。
御嶽とは、沖縄で神聖な場所を意味しています。
沖縄の人々がお祈りをする場所。
御嶽で有名なのは、世界遺産でもある斎場御嶽(せーふぁうたき)
今では人気の観光スポットですが、沖縄で最も神聖な御嶽です。
昔は男子禁制で琉球国王ですら立ち入る事の出来ない場所だったようです。
もちろんよそ者はお祈りすら許されていませんでした。
青い小さな看板が立っているだけなので、気が付かないまま通り過ぎる事が多いです。
また、御嶽は沖縄に数多く点在しています。
ほとんどの御嶽が観光マップなどには載っていません。
前の御嶽もその一つです。
木に囲まれた道を入れば、すぐに見えてきます。
入口の看板には 前の御嶽と記載されていますが、直前にある看板には 前ぬ御嶽 と記載されています。
昔、恩納村仲泊が津波被害にあい、津波被害の為仲泊から出て別の所で暮らし始めた人がお祈りをするために築いた御嶽があります。
その御嶽の名前は 後ぬ御嶽(クシヌ御嶽)と言います。
前ぬ御嶽の後を継いでいるから、後ぬ御嶽。
クシヌ御嶽は現在の宜野湾市にあります。
この御嶽で、どんな御願(ウガン)をしていたのでしょうか。
細道を入ると、観光マップなどには載っていない沖縄がみれます。
地元の人しか知らな沖縄の歴史を探るの楽しい観光になります。