写真:コブシメの産卵(2020年撮影)
瀬底島は、本部町の島で本部半島の西方沖約600mの東シナ海に位置します。沖縄本島と瀬底大橋(全長762m)で繋がっています。西洋梨のような形をした低い島で、面積は2.99km2で人口は約800人の島です。隆起サンゴ礁の島で、主に琉球石灰岩で構成され、島中央部はカルスト地形の一つであるドリーネや島北部にはカレンフェルトが発達しています。又、島南岸には琉球大学熱帯生物圏研究センターの研究施設があります。
瀬底島のダイビングスポットは東側に「ラビリンス」、「ラビリンス北」、「キャメル」、北側に「クマノミ山」または「北(ペイ)」、西側に「トウアカ」「琉球大学研究所沖」、南側に「パンプキン」と呼ばれるダイビングスポットがあります。独特で地形的なダイビングスポットが多く、幻想的なクレパスやトンネルが数多く存在します。
写真:瀬底島の北側
瀬底島のダイビングスポット「クマノミ山・北(ペイ)」は瀬底島の北側のダイビングスポットです。以前は「太陽の砂」とも呼ばれていました。ポイントの由来となったクマノミ山はユビエダハマサンゴが群生しています。クマノミ山ではハマクマノミ、クマノミ、ハナビラクマノミ、カクレクマノミが生息します。
地形も楽しめるダイビングスポットで数多くのクレパスや水中トンネルがあり、アカマツカサ、リュウキュウハタンポがいます。
写真:クマノミ山・北(ペイ)のクレパス
沖縄の冬は透明度も高くなります。瀬底島のクマノミ山・北(ペイ)では、透明度の高いなかで光が差し込む幻想的な水中世界が見ることができます。北風でも潜れるため冬場におすすめのダイビングスポットです。
岩の隙間やクレパスの下にホワイトチップという大人しいサメの仲間がいることもあります。冬場に水温が下がると浅いクレパスやオーバーハングの下にいることがあります。
水中のトンネルには、暗い場所に生息するアカマツカサ、ホウセキキントキ、リュウキュウハタンポが生息しています。その他にもアオギハゼ、クレナイニセスズメ、シモフリタナバタウオ、カノコイセエビやセミエビなども住処にしています。
クマノミ山のユビエダハマサンゴには毎年4月から5月に多くのコブシメが産卵にやってきます。コブシメの交尾や産卵などの写真や動画を撮りたい方は是非、リクエスト下さい。
クマノミ山・北(ペイ)へは当ショップのファンダイビングで「水納島・瀬底島・伊江島のファンダイビング」のメニューでリクエスト可能です。是非リクエストお待ちしております。
当ショップのファンダイビングは全て完全少人数制なので初めての方も安心してお越しください。一人旅や経験の少ないビギナーの方がメインのコースです。
参考サイト: 瀬底島 ダイビング【沖縄で1番幻想的なダイビングスポット】